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1999.7.31

行ってきましたよ、教習所。2回目の卒検。

朝9時半に集合場所へ行くと、今回は私以外に50代の女性がいました。彼女も私と同じ試験を受けるそうですが、緊張のあまり私にずっと話し掛けてくる。「ねえねえ、あなた何時間乗ったの?そう、6時間。いやだ、私なんか14時間よぉ。ぎゃはは・・・。」

待ち時間は20分もあったのに、職業柄身に染み付いた愛想笑いに自己嫌悪しているうちに、おかげで配られたコースの予習ができなかった・・・。

(う〜・・・。落ちたらあんたのせいよぉ!)

さあ、予習も中途半端のままそのおばちゃんと一緒に検定車へ。採点表と免許証を手にコース内を横切る途中、私の荷物から免許証がハラハラと・・・、

おばちゃん 「あっ、落ち・・・。」

     私       「落ちぃ!?」

おばちゃん   「あ、あぁぁぁ、いやなんでも・・・。」

ちょっとぉ。「落ちる」なんて縁起の悪いこと言わないでちょうだい!あたしゃいつになくナーバスになってるんだから!

なんだか不吉な前兆・・・。今日もヤバイかもしれないと不安なまま運転席へ。

試験官 「では、スタートして下さい。」

     「はい。右を見て、ウィンカー出して、ギアをローに。そしてサイドブレーキを降ろして半クラ、アクセルっっと。」

ガクン。シーン。

      「あれ?あれ?止まっちゃった。すいません、もう一回やります。ええとぉ。右を見てぇ〜・・・、よしアクセルっ!」

ガクン。シーン。

ど、どおして。この車壊れてんじゃないのぉ!?いや、アタシが壊したのかあ ?ああっ!今日も駄目だぁ・・・。薄れていく意識の中で試験官の私を呼ぶ声が遠くで聞こえた。

「原元さん、原元さん。落ち着いて。

アクセルとブレーキ間違えてますよ!

はっ!!恐る恐る足元を見ると、ひえっ!!ホントにブレーキ踏んでたっ!

試験官もあきれてククっと笑ってる。

発進不能やエンストって、確か4回で失格じゃなかったっけな・・・。うー、もう2回もやってしまった。もう残り1回しかエンストできない。しかし、その後も坂道とクランクで一回ずつエンストしてしまった。ああっ。

きっと今回も失格だ・・・。減点ではなく、失格さ・・・。

あきらめの境地に入ったら、その後はS字一時停止方向変換もパーフェクト!皮肉なものです。

*

試験後、20分ほど待たされた。

あれ?前回は試験直後にその場で失格を告げられたんだけどなあ・・・?その時、

受付 「原元さーん、××さーん。お二人とも合格です。」

二人 「えっ?!」

受付 「お二人とも合格です。原元さんは70点、××さんは80点です。」

やったーっっ!!合格だーっ!

試験前はあんなにうっとおしがってたのに、受かったと聞いたとたん、思わずおばちゃんの手を取って喜んでしまった。

試験官もどうやら最初のアクセルとブレーキの間違いはカウントしないでくれたようだ。感謝!

でもさぁ、私よりもおばちゃんの方が得点が高いのは解せないよなぁ!

みなさん、応援ありがと。「今月中に取りたい!」という目標をギリギリでクリアできました。


1999.7.28

落ちちゃった。卒検・・・。あんなに自信あったのに!

朝早かったのでまだ寝ぼけてて、試験の審査ポイントもすっかり忘れちゃってました。

進路変更は30メートル手前でウインカーを出すこと。安全確認は、1.ウィンカー 2.ルームミラー 3.左右のフェンダーミラー 4.ブレーキ 5.クラッチという順番でなければいけないこと。マニュアル車は駐車したらギアをバックに入れること。

(をい、これ守るのって試験だけじゃないぞ!)

なんか全然きちんとできなくてよけいに焦っちゃったの・・・。

試験が終わって車を降りる時、後ろの座席に座っていた教官が審査官に「採点表は?」と聞いたら、審査官の答えはこうだった。

「いや、その必要はありません。」

・・・?必要はない?ということは・・・。

「えーと、原元さんねえ、試験もう一回受けてね。」

やっぱりかーっ!

ちょっぴし期待してたのにぃ。がっくりうなだれて補修の予約を取る私に先生の厳しいお言葉が。

「君ね、一時停止。できてない。あそこで失格でした。

失格・・・。

つまり進路変更や、安全確認や、駐車する時ギアをバックに入れるのを忘れたミスがなくても、失格だったんだ!!クラッチうんぬんのレヴェルじゃないじゃないか・・・!

その後受けた補習でも言われた。

「普段の運転でやってるはずのことばかりなんですけどねえ。」

次の卒検は土曜日です!


1999.7.26

やったー!みきわめ合格!

いよいよ卒検ですっ!自動車教習所内のコースを運転し、総合的な技術を判定されるってやつですね。

いやあ、4段階の実車を6時間乗りました。つまり2時間オーバーということですな。

第1段階の「クラッチとは〜坂道発進」に手間取って3時間もかかってしまったけど、その後の第2段階「踏み切り」、第3段階「方向変換と縦列駐車」、そして今日の「みきわめ総合運転」も一発OK!!

卒検は明後日さっ。自信?ありますよーん。


1999.7.23

今週の「NHK 週刊ハイビジョンニュース」は、スタジオを飛び出して栃木県日光の中禅寺湖畔、千手ヶ浜キャンプ場から1時間に拡大してお届けしました。

ゲストに芸能界きっての自然派、尾崎紀世彦さん。そしてオカリナ演奏家の宗次郎さんをお迎えしました。

中禅寺湖は日本で最も標高が高い所にある湖で、手付かずの大自然が今も残る秘境です。

キャスターの吉村さんは奥日光屈指の湿原戦場ヶ原を歩き趣味の絵手紙をしたため、中谷キャスターは、フライフィッシングに挑戦。実はここはフライフィッシング発生の地だったのです。

そして私は、オカリナの魅力に迫ろうと、この千手ヶ浜で林間学校をしている関東学院の中高校生52人の子どもたちと一緒に、宗次郎さんにオカリナを教えてもらいました!

まずはオカリナの魅力を宗次郎さんに語って頂きました。okarina1.jpg (22734 バイト)

「よくオカリナの音色に懐かしさを感じるという人がいます。オカリナが何からできるか知っていますか?オカリナが作られるというのは、古来より植物や動物、もちろん人間の屍骸を受け入れてきました。つまり我々の祖先の声だと僕は感じます。3000年の歴史に息を吹き込んでいるのです。

ううん、自然から作り出された楽器だからこそ、オカリナの音色は温かく自然に調和するのですね。

キャンプファイヤーを囲みながら、子どもたちも宗次郎さんのお話と演奏に聞き入ってました。

さて、我々もオカリナを手に演奏に挑戦!まずは音を出すことからです。

「♪ド〜、レ〜、ミ〜」

「うわー」「きゃあ」、初めて自分が出したオカリナの音色に感動の声が!

尾崎紀世彦さんにも、「50人もの子どもたちが吹くオカリナの音色が風の音のように届いてきて、思わず鳥肌が立ちました。」との感想を頂きました。

そして、番組最後には、覚えたてのオカリナで、子どもたちと「竹田の子守り歌」を合奏!!本当に番組中に曲をマスターした子どもたちには驚きました。子どもたちの演奏に合わせて歌を口ずさむ宗次郎さん。みんなの嬉しそうな顔を見て、宗次郎さんもとても喜んでいました。

それにしても、大自然の中で初めて吹く自分のオカリナの音色、遠く湖や山に吸い込まれていくかのようで自然と一体になれたような不思議な感覚を味わえました。自然に受け入れられているようで、気持ち良かったー。

宗次郎さん、ありがとうございました。

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***おまけ**

  原元       「ドォ〜、レェ〜、ミィ〜・・・。うーん、なかなか上手く音が出ませんねえ。」

宗次郎さん 「それは口先だけで吹いているからです。」

  原元     「・・・。厳しいお言葉ですね。」

まるで普段の私が見透かされたみたい・・・。


1999.7.20

「続・原元 美紀 怒涛のパソコン購入顛末記」(これも長いぞ。)

前回までのあらすじ

2年ぶりにパソコンを買い換える決心をした原元。しかし、行き付けの店ではお目当てのNECラヴィが売り切れ。半年前のモデルである為、購入不可能と宣告される。

やむを得ず、富士通の最新モデル、 BIBLO NR33X6Z27万円で購入。

しかし、欲しかったラヴィ LTモデルに比べ、画面の大きさ、本体の重さに納得できず、直後に後悔。返品を考えるも、「開封してしまったので22万円なら」と言われショックを受ける。

その頃、ラヴィ LTモデルを秋葉原で発見との通報がっ!

しかし、なぜか最新モデルよりも高い31万5千円であった。しかし、14.1インチの大画面でも持ち運べ、膝の上の乗せて打てるという条件に叶うのはこの機種だけである。

22万でBIBLOを売り飛ばし、10万円近く上乗せしてラヴィを買うべきか、それともせっかく買ったのだから最低2年は我慢すべきか苦悩する原元であった・・・!!

*

週末だと言うのに苦悩に身悶えする私の元へ、友人からのメールが!

「ネットで検索したら安い店見つかったよ!25万9千円でも、新品かどうか判らない・・・。」

おおっ!でかした友よ!よし、月曜日の朝、即行電話をかける。

住宅街にポツンと存在するその店は、どうやら通販が主体の店らしかった。電話で在庫と状態を確認しようにも電話が込み合って通じない。ひー、売れちゃいませんように・・・。

やっと1時間後に繋がり、確認をしてみると、なんと新品がある!やったー!!

「では、早速届けて下さい。」

気付いたらこう言って電話を切っていた。税込みで27万円である。奇しくもBIBLOと同じ値段だ。

「をい、この俺はどーなんだよ。買って4日目だろ?」

恨めしそうに新品のBIBLOが私をなじる(気がする)・・・。が、私には二つも新しいノートパソコンを買う余裕なんて無い!

「ごめんよ、おまいさん。短い付き合いだったねえ。」

私は再び電話を手に取り、BIBLOを購入したソフマップにかけた。

が!

「うーん、開封しただけじゃなく、使っちゃったんですか?それじゃあ中古ですね。
中古専門店に電話を回しますんで・・・。」

ええっ!?

ちゅ、ちゅうこぉ!?

1時間しか使ってないのよ?確かにWindowsセットアップする時に「原元 美紀」って自分の名前を入れちゃったし、5時間無料インターネット体験を1時間試しちゃったけど、でもぉ・・・。そして更に私を打ちのめしたのは中古専門店の店員のセリフ。

「では、17万1千円ですね。どうしますか?」

私は返事もできず、静かに受話器を下ろした。

「おまいさん、4日間で10万円も値下がっちゃったよ・・・。」

いいや、ショックを受けている場合ではない。なんとしても高い値段で売らねばならぬ。私はパソコン雑誌を裏からめくり、中古買い取り専門店に片っ端から電話をかけた。

しかし、「17万5千円ですねえ。」「18万です。」「うーん、17万8千円。」、とどうやらその辺で相場が固まってるのを感じる結果となった。渋ってる私に、逆に「お客さん、日が経つほどもっと安くなりますよぉ。」と追い討ちが・・・!

で、18万5千円で引き取りに行きますが。」と言ってくれた10軒目の店に決めてしまった。

そして今日、中古BIBLOの引き取り、新品ラヴィの配達が同時に行われました。

一瞬、BIBLOの方が将来DVDドライブ(定価6万円)も増やせるしなあ、「オフィス2000」積んでるしソフトも充実、なによりキーボードに慣れてるしなあ、早まったかな。と自分の判断に自信が無くなる。

しかし、届いたラヴィを手にした瞬間、「わーい!買い換えて良かったー!」と抱きしめてしまった。

だって、さっすが14,1インチのXGA大画面!画像タップリのHPも堪能できます。

そしてCD−ROMドライブを内蔵しても2,2kgというこの軽さ!

加えてCPUは、ペンティアムU366MHz!早いー。

キーボードも最新モデルよりEnterキーも大きく打ち易い!

携帯もできて、デスクの上でも膝の上でも迫力の大画面!文句ナシです!

さて、ひとしきりいじった後、冷静になって金の計算を始める。

<BIBLO>  −270,000 +185,000=−85,000

<ラヴィ>        185,000−270,000−85,000

差し引き、8万5千円の損。つまり、27万円のラヴィを、

270,00085,000355,000

35万5千円で買った計算だ。

普通に買ってりゃ27万円で済んだモノを・・・。

**おまけ**

この顛末を「NHK週刊ハイビジョンニュース」で一緒の中谷久美子キャスターに話したら、

「あらぁ。日記のネタになって良かったじゃない?」

だって。そう、私は35万5千円でネタを買った女。

ふー。最近失敗してもこの手の慰められ方多いなあ・・・。


1999.7.19

うわーい!新しいマシン買っちゃいましたー!!

NEWマシンは、NECのノートパソコン、ラヴィ PC98−NXシリーズ LT36D/64Aですっ!原元弐号機であります。(初号機は富士通のBIBLO FMV−5133 NP5/Wです)

えっ!?「全然おNEWじゃない。半年前のモデルだ」って?

では、このマシンを手に入れる為にいかに私が苦労したのかお聞かせしやしょう。

「原元 美紀 怒涛のパソコン購入顛末記」(長いぞ。)

私が2台目のパソコンを買う為秋葉原へと向かったのは先週の木曜日。

パソコン機器の購入には異常に慎重な私が、とうとう2年ぶりにパソコン購入を決意!鼻息も荒く目指したのは、大型パソコンショップ ソフマップ!貯まったポイントと現金32万を手に売り場へと向かう。

お目当てはNECのラヴィLW36H/83D6、「オフィス2000」を積んだ最新モデルで、14,1インチのXGA画面、セレロン400MHz、6.4GBのオールインワンタイプ、実売価格31万9千8百円である。

ところがっ!

品切れ。入荷未定。

がーん・・・!

私は店員に何度も確認した。「そうは言っても、1台くらい隠してあんでしょ?金なら現金で払うからさぁ。」しかし店員はむなしく横に首を振るだけ・・・。(こんな嫌な客じゃ当たり前か?)でも、どうしても今日中に新しいパソコンを持ち帰りたいの。けど、他店ではポイントがつかない。更に私は食い下がった。

「じゃあさ、じゃあさ。型落ちなんだけど、LT36D/64は?大画面なのに2.2kgで持ち運びもできるやつ。パワーモバイルってやつぅ?」

「それは半年前のモデルですねー。今どこも売ってませんよ。」

がーん!

実は私が本当に欲しかったのはこっちのモデル。職場で持っている人がいるんだけど、大画面で軽いLTモデルは、HP作成とメールが中心の私にとって条件にピッタリなのだ。「ぢょしアナ日記」は必ずベッドでパソコンを膝の上に乗せて打たないと書けないし、いざとなったら持ち運べるってのがライフスタイルにもピッタリで。

「そうか・・・。もう手に入らないなら仕方ない。別のを探すか。」と、途中電話で友達にアドバイスを求めたりして、閉店ギリギリの9時前に、ラヴィLTモデルに一番似ている富士通の最新モデル、FMV NR33X6Z(ソフマップオリジナルでマウス付き)を、税込み27万円で購入!

13,3インチの大画面、セレロン333MHz、6.4GB、「オフィス2000」搭載モデルである。まあまあの買い物かな。CD−ROMドライブまたはFDDを入れ替えることのできるタイプで、重さは2.7kgと少々重いがなんとかなるだろう。

しかし、今まであんなに慎重だったのに私らしくもなく妥協して買ったマシンに不安を感じ、帰りのタクシーの中で、「果たして賢い買い物であったのだろうか・・・?」と自分に問い掛けていた。

家に着いてからも、箱を開封すべきかどうか、このまま返品した方が良いのではないか、と悩み、箱を前に悶々としていた。

1時間後、結局私は箱を開けてしまった。

使ってみたらすぐ慣れるさ、と期待しWindowsをセットアップ、しかし・・・、

「うー、重い。小さい!」

「・・・。失敗した。」

早くも後悔。不安は不満に変わった。

だって、無料体験ネットでまず自分のHPを見てみたら、画像が小さいんだもーん!画面の解像度が上がったら表示される文字や画像は小さくなるとは知ってたけど、今までの12.1インチに比べて二周りも小さいんだよー!これじゃつまんないよぉ。かといって解像度を落とすのもなあ・・・。あーあ、店頭でちゃんとネットに繋いで見比べてみれば良かったなあ。取り換えらんないかなぁ・・・。

と言っても取り替えたいモデルがあるわけでもなし、この日は後悔で眠れぬ一夜を過ごしました。

さて、一夜明け、まだ諦めきれない私は本屋へ直行。もし返品して買い換えるなら何を買うべきのか!?決断は早い方が良いだろう。パソコン誌「ベストPC」などのノートパソコンを特集を読み漁る。

そこで、結論。

やはり、ラヴィのLTが欲し〜い!うー、どんなことをしてでも手に入れたーい!決心を固め、ネットで検索。見つからないっす・・・。

すると翌日友人から電話が!

「あったよ。ラヴィのLT36D/64A!だけど・・・、31万5千円だよ。」

さ、さんじゅういちまんごせんえんっ!?

なんでー?なんで最新モデルよりも高いのぉ?

その頃私は買ったばかりのBIBLOを返品できないかどうかソフマップに問い合わせていた。すると、返品どころか、中古扱いであった。Windowsをセットアップしてしまったし、インターネット無料体験も使ってしまったので、5万円は確実に値が下がると言われてしまった・・・。

ご、ごまん。ということは、良くて22万・・・。まだ10万も足りない。

さあ、どうする!?原元 美紀!

続く。


1999.7.18

免許が取れるまでの間、私の足はもっぱら原チャリである。銀座は無理だけど、秋葉原くらいまでなら30分。パソコンを運ぶことくらい簡単だ。

私の地元は東京23区といっても下町なので、原チャリ人口がやたら高い。信号待ちで3,4台横一線に並んでる光景なんて珍しくもない。

さて、今日私の前を走っていたのは、スラロームの練習をしているのかと思うほどふらふらした原チャリ。

「なんだよ−。こいつ危ないなー。」

と思いながら、横に並んだ時に、その20歳くらいの男をチラリと見ると、なんと携帯電話で話してるじゃないかっ!!原チャリ運転しながらーっ!?

おせっかいながら目線で「危ないよ」と訴えようとし、慌てて止めた。

見ると、彼が着ている長袖のTシャツ、背中にマリア様のイラスト・・・。しかも、メチャ彫りモンっぽいテイスト。一応下にも目をやると、ズボンの両足にもマリア様彫りモンバージョンが・・・。

こいつ、こんなファッション一体どこで買ったんだ?

アブねえ。こいつ、ほんとに危なかったんだ・・・。

慌てて目をそらし、信号が青になっても、そいつが過ぎ去るまで、私は大人しく徐行運転をしていた。

ところで、携帯って、自分が使う時は「便利だなぁ」と思うのに、他人が使ってる時って、なんであんなにムカツクんだろう・・・?


1999.7.17

今日も教習所通いでした。4回目の実車なのに、また坂道発進ができなかった。

「えいっっしょ!」と左手でサイドブレーキを降ろそうとすると、力が無いので手に気を取られてアクセルとクラッチの足を上げてしまうんだよねえ。

教官 「足!クラッチそこで止めて!アクセルもっと踏んで!」

原元 「はいっ!」

ガク、ガク、ガクン!

原元 「あ、止まっちゃった・・・。」

教官 「クラッチちゃんと踏んでた?」

そもそもクラッチに足が届かねえんだよぉ!!

しかし、問題はそこにあるわけではないのである。今私が注意されていることは、

「原元さん!安全確認っ!ミラー見た?あんたそれじゃ人とかバイクとか巻き込むよ!」

「原元さん!ハンドル切り過ぎ!あ〜あ、ほら、エンセキ乗り上げちゃったじゃない・・・。」

私がハンコもらえないのは、オートマとかマニュアルとかじゃなくて、それ以前の問題だった・・・。

50分の実車が終わって、「なんで今頃マニュアル車に切り替えようと思ったの?」と聞かれた。私は、「家の車がマニュアル車なので、必要に迫られて・・・。」と答え、オートマ車で事故ったからそれに乗るしかないんだということは伏せておいた。その代わり、

「でも、いくら時間がかかっても、外で事故るより、しっかり運転を覚えた方が良いので頑張ります。」と謙虚に付け加えておいた。

すると、そのしおらしさが功を奏したのか、教官はニコっと笑ってこう言った。

「じゃ、原元さん、次の時間は縦列駐車と方向変換ね。」

次の時間!?やったー!合格だあ!初めての「ハンコ」もらえるんだあっ!教官、ありがとうございますぅ。より安全運転で頑張りますぅ。

・・・ん?待てよ。確か縦列と方向変換は第3段階のはず・・・。ということは!?私いつのまにか2段階終えてたのぉ!?

教習原簿を見ると、今日習った坂道&踏み切りは第2段階の内容だ。よーく見てみたら、1段階と2段階の項目に小さく丸が付いている。やっぱりそうだ。これが合格って意味だったんだ!

なあんだよ、「合格」っていうハンコはもともと無いんじゃん!一人落ち込んじゃったけど、ホントは私そんなに下手じゃないんじゃないの?

いいえ、その己惚れが事故を招くのです。


1999.7.14

今日発売のTV番組情報誌「ステラ」(NHKサービスセンター)、「私とハイビジョン・コーナー」になんと私が載ってま〜す!もう見てくれたかな?

相変らず、インタビューということを忘れて記者さん相手に長話をしてしまいましたが・・・、(これまでの最長記録は5時間!)、私の取り止めの無いバカ話を自分でもスッキリするくらいまとめて下さいました。さすがじゃ。

「NHK週刊ハイビジョンニュース」のスタッフのTディレクターが、「ふむ。この記事を読めば原元美紀が90パーセントは判るな。との感想を漏らしておりました。

ね、私の全てが要約されてるでしょぉ?

記者さんがあんまり相づち上手なもので、取材記録用の録音テープは既に終わっていたのにまだまだ話し続けちゃいました。初恋は「アニメ版 デビルマン」だったこと、私の卒論のテーマの「マンガと新興宗教との関連」や、アナウンサーになって初めて自分が下町訛りだと気付きショクを受けたこと等等。

さて、更に感心したのは見出しです!

「マンガ大好きの元気キャスター
コスチューム姿が番組の名物に!」

こ、これだけ見た人って、私のことを一体どう思うのだろうか・・・?

この1P分の記事には、私の顔写真2枚と数々のコスプレ写真も載ってます。サッカーW杯日本代表ユニフォームから秘蔵の「タイタニック」のヒロイン、ローズに成りきった写真まで!(例のポーズも決めてます)

確かにこの記事で私の90パーセントが判ると思うのですが、Tディレクターに「残りの10パーセントってなあに?」と聞いたら、こんな答えが。

「ふっふっふ。あとの10パーセントは理解不能ってこと!謎だ・・・。」


1999.7.13

今日もハンコもらえなかった・・・。

教官、「君は他人の倍かかるよ」とおっしゃいましたが、1時間で済むところをすでに3時間乗ってます。次にやっとハンコもらえたとしても、この分だと、他人の4倍かかるってことですよね。

今日は土砂降りのせいで前が見えなかったんです。だからS字が上手く回れなかったんです。ふー。お願い、ハンコください。


1999.7.11

今日もハンコもらえなかった・・・。

オートマからマニュアル車への限定解除の入学金で31,500円。1時間4,750円の授業を、最低4時間。その他諸経費を合わせて最低金額が54,100円。

昨日教官に「君は倍は乗らなきゃ卒業できない」と断言されてしまったので、私はこの分だと10万近く払うことになりそうだ。

夏終わっちゃうよぉ。

でもさあ、内容自体に無理があるよ!

クラッチを初めて見るところから始まって、発進、カーブ、停止、右左折、そして坂道発進をマスターするまでが1時間の授業内容だなんて、絶対無理だよ!詰め込み過ぎだー!一つの項目を1時間にしちくれ〜。

ウチの父ちゃんと母ちゃんは、私が教習所に通い出したのを知ってこう言ってます。

おまえみたいな奴は一生教習所から出てくるな!急いで免許取って事故られたら迷惑なんだよ。」

はい。金がいくらかかろうが、安全運転をたたきこまれてきまーす。


1999.7.10

自動車教習所に通い始めたのである。オートマ限定を解除する為である。

3月に愛車を事故って廃車にして以来、家に車があるにも関わらず運転していなかった。なぜなら我家の車はマニュアル車。母ちゃんが、私の免許がオートマ限定だというのを知っててわざと買ったからである。

しかし、夏だ!車が無いと始まらない!!しょーがねーから取り直すことにした。

マニュアル車への限定解除の場合、教習所で最低4時間の実技を受け、その課題に合格すれば証明書をくれる。それを試験場へ提出すれば免許証が貰えるそうだ。学科試験も路上実技もナシ!楽勝じゃん!!(実は私、仮免の学科で落ちた恥ずかしい過去があります・・・。)

が・・・!

教官 「原元さんっ!なんでクラッチを右足で踏んでんのぉ!?

原元 「す、すいません。」

教官半クラってどーいう状態か判ってる?」

原元 「はい。クラッチを半分踏んだ状態です。

教官 「それ、本気で言ってる・・・?」

原元 「は、はい・・・。(違うの?)」

教官 「うーん、原元さん。あなたの技術じゃ絶対4時間じゃ終わらないよ。普通の人でもこんな短時間じゃ難しいけど、あなたなら倍はかかるよ。絶対。

今日、ハンコはもらえませんでした・・・。

だってえ、クラッチとはなんぞや?から教えて欲しいのに、いきなり運転させるんだもん・・・。

長い道のりになりそうです。


1999.7.7

ドラマ「彼女たちの時代」を見ました。

26歳の平凡なOL深津絵里が、通販の苦情処理の電話の応対に追われる日々の中、「自分の人生こんなもんなのかなあ・・・」と空しくなって切なくなって、自分の存在価値を見つけたいと感じ始めるといったストーリーだった。

まず習い事でもやってみるかとカルチャースクールのいろんな講座を見学するんだけど、その中にゴスペル講座があった。

一人のリーダーを中心に数人で輪を作り「♪OH HAPPY DAY」(「天使にラブ・ソングを」でも有名だよね)を歌い上げる。生徒役の水野美紀が歌いながら感動して涙を流す場面があった。

「大声で歌ってるとね、なんだか涙出てきちゃうんだよね。その後大笑いしちゃうの。」

このセリフを聞いて、「そう!そうだった、私も!」と心の中で叫んだ。

実は「NHK週刊ハイビジョンニュース」で、今年の2月に「ゴスペルがブレイク!」という取材をしたことがあったのだ。

*

「ゴスペル」は、ジャズやブルースのルーツとなった黒人霊歌がさらに発展したものとされる。アメリカの黒人達が差別され、虐げられて神に救いを求めた音楽・・・。

ストレスのたまる現代社会で、今「癒し」がブーム。そんな中、このゴスペルを心のより所にしようという人たちが増えているのだ。

そこで、日本のゴスペル・アーティストとしては第一人者の亀淵友香さんを訪ね、亀淵さん率いるゴスペルグループ「the Voice of Japan<ボジャ>」のみなさんに混じって私もゴスペルを体験!

歌う前に、亀淵さんに簡単なボイストレーニングをしてもらいました。亀淵さんはボイストレーナーとしても有名で、これまでに安室奈美恵や久保田利伸、SPEEDにレッスンをつけたこともあるのだっ!をい、恐れ多いぞ・・・。

ピアノの伴奏に合わせ発声する私に亀淵先生はこう言った。

「原元さんの音域はメゾ・ソプラノですね。ちゃんと年相応の声の幅です。

年相応・・・。ありがとうございます。

曲は、「♪OH HAPPY DAY」。辛いことや悲しいこと、そして私たちの罪をも神は洗い清めてくれる。さあ神に感謝しよう!というゴスペルの名曲でした。

2人のリーダーを囲んで、20名ほどで掛け合いのコーラス。

「♪オーハッピーデーイ」、まさに神が降りてきた巫女のようなトランス状態で歌い出すボジャのメンバーの迫力に圧倒されながら、私も恐る恐る声を出す。そんな私を励ますようなみんなの優しい視線を感じる。きゃ。見詰め合いながら歌うなんて・・・、なんか守られてるみたい。あれ?なんだか段々楽しくなってきた。もっと大声を出す、みんなに負けないくらい。うわ−っ、体がジンジン熱くなってきた。どーしよー。踊っちゃえ!ぐわぁー!楽しい!今体中の力を全部注いで歌ってるぞ!私、生きてる!

ゴスペルって歌えば歌うほど体の奥から力が涌いてくる。仲間達と前向きな歌詞の歌を踊りながら歌う。一人じゃないという安心感。上手くなくていい、自分の全てを出し切るという充実感。歌うことによってこんなに癒されるんだということを本当に体で感じた。

今まで体験したことのない感動に、ぶわっと涙があふれてきた

歌い終わった私は、もう声はガラガラで、腰が抜けてヘナヘナと座り込んでしまった。次の日の朝、目覚めた瞬間にも幸せを感じたのをよく覚えている。

このゴスペルの感動が忘れられず、後日ゴスペル講座に入会の申し込みに行きました。アナウンサーになって8年目、これまで取材を通じてたくさんの体験をしたけどこんな行動に出たのは初めてです。

しかし、本当に大人気で、定員30名のゴスペル講座は満員御礼。キャンセル待ちも30人(!)いると聞いて断念しました。けど、今日のドラマ見てたらまたやりたくなっちゃったなー。もしみなさんのお近くでゴスペル講座をやっているところがあったら、ぜひ一度足を運んでみて下さい。きっとヤミツキになりますよ!

え!?この日の衣裳ですって?もちろん聖歌隊のコスプレです!東急ハンズで「ドリフの合唱団」というコスプレセットを買いました。白いベレー帽に白いスモッグ、おまけに白い羽までついてます。


1999.7.5

「パソコン不調・・・。電源が入りません。ACアダプタが壊れたようです。バッテリーを使いきる前に直るだろうか・・・。」

昨日こんな書き込みを緊急にBBSに書きました。そして現在の状況は・・・、

「パソコン快調!ACアダプタがコンセントから抜けていただけ(!)でした。母が掃除機をかけた時に抜いちゃったらしいです・・・。」

大変お騒がせいたしました。今日秋葉原の富士通サポートセンターにまで持ち込んでしまった。恥ずかし〜。

パソコン歴2年、未だに初心者です。


19997.4

先月の父の日に強力発毛剤「リアップ」をプレゼントした。それから一月足らず、父の頭髪にまだ劇的な変化は訪れてはないようだ。

現物を手に取ったことのある人なら判ると思うが、リアップの容器の蓋は液体が適量だけ出るように工夫がされていて、ちょいとややこしい。

父ちゃん、ちゃんと使えてるのかいな?と心配になった私は、「ねえねえ、ちゃんとリアップ使ってる?」と聞こうとし、大変な間違いを犯してしまったっ!!

「ねえねえ、ちゃんとバイアグラ使ってる?」

父 「え!?」

私 「・・・ん!?(ハッ、やべえ!なんてことを!!)」

「な、何?お父さん聞こえなかった!」

「あ。えっと、リアップリアップ、使ってる?」

「ああ、なんだ。ちゃんと使ってるよ。リアップ

聞こえなかったフリをしてくれた。父ちゃん、サンキュー。それにしても、ビックリしたなー、もー。


1999.7.2

「NHK週刊ハイビジョンニュース」、今週の「文化情報コーナー」は、「今大人気!リフレクソロジー」の巻!

一日が終わると、足のむくみや疲れを感じませんか?私、ひどいんです。そんな時に足をケアすると、疲れが一気に取れてしまうんです。

最近こうした疲れた足をいたわってくれるフットケアサロンが人気を呼んでいます。foot.jpg (19378 バイト)

足裏健康法、または「リフレクソロジー」といって、欧米式や東洋式など、スタイルや方法も様々。

まず体験したのが、欧米式のリフレクソロジー。「決して痛くない!」と若い女性や仕事をサボる(?)サラリーマンなどに大人気だそうで、私の見ている前で面白いくらいお客サンがお店に吸い込まれていきました。

さて、お店はとてもオシャレで、照明を落とした室内にアルファ波の出そうな音楽を聞きながらリクライニングシートにすっぽり身を沈めます。

フットバスで足を暖め、香りと殺菌効果のあるパウダーを足につけます。そして、器具を使わず柔らかく刺激するのが特徴です。

親指の尺取虫が這うような独特の動きがたまりません。

「ううっ。押す指の加減が痛くもなく軽すぎず、丁度いいですぅ。」とため息が漏れてしまいました。本気で寝てしまった程気持ち良かったです。

一方東洋式はというと・・・、

「ぐぎゃああああああああああ!!!」

と悲鳴をあげるほど、これでもかこれでもかとイボイボのついた器具などでツボをグリグリ刺激されました。

しかし、この刺激に絶えれば健康になれるのだと思うと、身をよじり涙を浮かべながらも痛みが快感に感じられてきました。(をいをい、危ねえなぁ)実際次の日になっても足がむくまず、血行が良くなっているのを実感しました。こんなこと生まれて初めてです!!

欧米式も東洋式も、足の裏には体全体の臓器や器官を投影する部分「反射区」があり、そこをしげきすることで体調を改善する力が促進されると考えられています。つまり、足の裏って健康状態を知るカルテみたいなものなんです。

両方の先生に私の足の裏から判断できる健康状態を聞いてみると、

「足先が異常に冷たい。ほんっと尋常じゃありません。」

「目、首、肩が相当疲れてます。デスクワークが長いのですか?」

「いずれにしろこの冷え性は治すのが大変ですよ。」

等・・・、何一つ良い事を言われませんでした。

ま、私としては欧米式、東洋式、どちらにしろ、誰かに優しくいたわってもらったというのが、一番の癒し効果になりました。(例えお金を払っても。)

吉村キャスターの格言、「足暖めても、頭は冷やせ!」

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