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1998.3.27

「聖者の行進」最終回である。知的障害者が正しく描かれていないと、抗議の電話が殺到、雑誌などでも激しくバッシングを受けていたが、TBSでは、「最終回を見て下さい」とだけ答えていたそうだ。

・・・見逃した。

いや、ビデオ録画失敗しました。廉君が火をつけ、大火事となった工場に、いしだ壱成と段田安則が取り残され、初めて心を通わせるシーンで終わっています。私のビデオ・・・。

う〜、一体どうなったんだぁ!!廉君は腹を刺されていたけど、結局死んじゃったのか?いしだ壱成も!?雛形あきこは段田安則の子供を産んだのか?気になるぅ!悔しい〜!

それにしても、いしだ壱成ってやっぱりすごいよね。だって、他の出演者は知的障害者を一生懸命演じようとしてるところが感じられて、見てて冷めちゃうような違和感があったけど、いしだ壱成に関しては一度も感じなかった。本当は健常者だということを忘れてしまった。それってすごいよ!

このドラマ、バッシングの記事も読んだけど、確かに陳腐だなあと感じる展開なんかもあった。失明してしまった知的障害者の鈴ちゃんがバスに乗って永遠(いしだ壱成)に会いに来て、公園で笛を吹いてたら、その公園でいじめられてた永遠が気付いて駆け寄るところとか、本当は健常者(つまりIQが高くも低くもない)の廉君が、学校に行ってないくせに東大の入試問題を解いてしまったこととか・・・。

でもさあ、そんなのドラマじゃん。目くじら立てるほどのことでもないと思うよ。

このドラマが、必要以上に虐待シーンを盛り込むという批判が妥当な評価かどうかはさて置いて、バッシング記事の中に、「知的障害者をいじめるシーンを見て、子供が真似したら困る」というのがあった。(この人の子供は知的障害者ではないらしい)ねえねえ、それってなんか変じゃない?

この場合の子供って誰?あなたの子供?それとも他人の子供?じゃあ、あなたの子供は、街で知的障害者を見かけた時、ドラマを真似していじめるとおっしゃるのですか?

あなた、それはあなたのしつけの問題でしょう?

このドラマをフツウに見てれば、知的障害者に対する虐待は決して許されないことだと思うのではないでしょうか?「よし、真似してやろう」と思う人は、元々どこか病んでいると思いますが。ドラマのせいではないんじゃないですか?

「あんたはこんなこと絶対しちゃ駄目よ」と、どうしてTBSではなく、自分の子供に言わないのですか?

いじめ問題を扱ったドラマに対しても、「いじめのやり方を真似したら困るから」という批判が出るけど、どうして、「真似しちゃ駄目よ」と親子が話し合う材料にしないのかしら?

ちなみに、私が高校生だった頃、「毎度おさわがせします」という「失楽園」並みにHな学園ドラマがあった。それを見たうちの母ちゃんは、「あんたまさか学校でこんなことしてんじゃないでしょうね」と聞いてきた・・・。そんなことするかっ!

さて、TBSさま、野島伸司さま。さぞかし世間のバッシングを封じ込めるだけの最終回であったことと期待しております。このドラマをきっかけにしてでも、この世から知的障害者に対する虐待が消えることを心から願っています。あーあ、見たかったなあ。


1998.3.26

もし、読売新聞の記者で、金曜日の朝刊に原稿を書いている方がこのHPを読んでいたら、お願いが有ります。

木曜日の「はーい 朝刊」では、番組中にギャグを言うことを楽しみにしてきました。最初は「さりげなく」だったのですが、思いのほか「面白い」と言って下さる方が多く、期待に応えるうち、いつのまにかこれが私たちの使命になってしまいました。

しかし、最近はなかなか格好のギャグネタになる記事が無く、各方面から「最近ギャグが冴えない」とお叱り(?)を受けています。そこで、お願いです。

どうか、来週の金曜日の朝刊はギャグが言えるような原稿を、ひとつよろしく頼んます。
(いや、無茶な注文とは判っているのですが・・・)

ということで、今週も不調だったので、ギャグでもなんでもないけど、こんな話題をお届けしました。

<以下番組再現>

原元  「熱を一切加えない生ソーセージと低脂肪・低コレステロールの豚肉が、アメリカから日本の市場にカツを入れにやって来ました。日本では、これまでソーセージと言ったら、スモークソーセージ、そして、豚肉は脂肪が多いという固定観念が強く、ここ10年間生産量が横ばいでした。」

原元   「価格は、豚肉は、これまでの通常の輸入モノに比べ、15%程高く、ソーセージの方は、日本製のスモークに比べて、5%程安いそうです。」

浜崎キャスター 「なるほど。私はトンカツとか生姜焼きくらいしか食べませんから、新しい食べ方も一緒に教えてもらわなきゃなあ。」

原元   「じゃあ、この後味見にでも行きましょうか?ということで、今夜はこの辺で失礼します。」

**お知らせ**

「はーい 朝刊」キャスターとして、毎週木曜日の深夜、浜崎氏とコンビを組んで2年が経ちましたが、来週で最後になってしまいました。といっても番組は続きます。私は今度は水曜日の深夜に担当曜日が替わります。パートナーも替わります。

来週で浜崎氏とのコンビ解消!!最後はスーパーオヤジギャグで終わりたいよーん!


1998.3.25

いよいよ新番組顔合わせ!!

この春から、新しい番組を担当することになりました。タイトルは、「NHK週刊ハイビジョンニュース」!!NHKだぞ。しかもニュースだぞ。

東海地方のみなさん、また広島や石川の方からも、「今度出演する番組は、東京以外でも見ることは出来ますか?」と、問い合わせメールを頂きましたが、ハイ、みなさんにも見て頂けます!

しかーし、条件が有ります。ハイビジョンテレビを買って下さい。ほんの40万円くらいです。番組タイトルから予想できる通り、ハイビジョンでなければ映りません。あしからず。

さてさて、不覚にも(?)「はーい 朝刊」に続いて、またまたニュース番組に登場することになった私。「ひょっとしたら、私ってば報道キャスターの素質があるのかしら・・・」という勘違いを、「いやいや、NHKは意外と人を見る目がないのかも・・・」と否定。真実はどっちなのだろうかと悩みながら、NHKへ乗り込む。

顔合わせでは、「自分がどうしてここにいるのか解りませんが、NHKらしくないことをやりたいと思います」と挨拶。

さて、顔合わせの後は、食事会、そしてカラオケへ。途中でアレ?って思ったんだけど、なんかこの番組のスタッフって違ーう!なんか、みんなNHKっぽくないぞぉ。ノリ良過ぎ!・・・いい人なんだけど。

実は、この番組のスタッフは、NHKのなかでも、もっともらしくない人間の集まり、だそうだ。(ホッ、これなら私も大丈夫か?)それからこの人たちの楽しみは、忘年会でミュージカルを演じることだそうだ(!)NHK大河ドラマを担当していたこともあるディレクターが演出をし、「ピーターパン」や「ウエストサイド物語」など、毎年かなり本格的にやってるらしい。・・・私のタップダンスも出番があるかしら?

そうそう、若手スタッフが、「オーディションを受けに来た原元  美紀とは、どんな人間なのであろうか?」と、このHPをこっそり見ててくれたらしい。嬉しいよー!HPが役に立ったよー!

4月10日(金)スタートです!見てね。って気軽に言うなよ、をい!


1998.3.23  祝!アクセス40000件突破!!

とうとうアクセス40000件突破かぁ。しかし、何か良いコトがあると、絶対悪いコトも起きるんだよね、私の場合。やはり今日も例外ではなかった。

今日は、久しぶりに良いお天気だったので、半年ぶりに愛車「ビーちゃん」にワックスをかけていた。「ビーちゃん」は2ドアーなので、後部座席に出入りする時は、いちいち前の座席を倒さなくてはならない。

「よっこらしょ」ティッシュやらクッションやら荷物を抱え、外に出ようとしたその瞬間!

「あっ!!」私の左足は、ダラリと垂れ下がり足元でとぐろを巻いているシートベルトに引っかかってしまった。

「しまった!シートベルトの根元を固定したままだった!あ〜、なんでしまっておかなかったんだろう。また、しばらくスカートがはけないなあ。顔はやだなあ。水曜日に新番組の顔合わせが有るんだよなあ(この件は、後日報告します)・・・」(この間0.01秒)、楳図かずおの恐怖マンガ張りに大口を開けながら倒れる私、そのまま激しくスネを殴打した。

骨が折れたかと思うほどの痛みを感じながら、やはりシートベルトを固定するなどという「違法(?)」なことをしたバチが当たったのであろうか・・・と反省する。神様はちゃ〜んと見てんだよね。

(昔、「神様は全てをお見通し」と聞いて、私のトイレやお風呂ものぞいてるんだと疑ってた。)

さて、恐る恐るジーンズをめくってみると、

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戒めの為に、記念撮影!どっちがふくらはぎか判る?


1998.3.22

久しぶりにHPに新コーナー登場!その名も、「大人なリンク」!!私の気になるページを、とりあえずちょっとだけ集めました。もう見てくれたかな?あそこに載せてるのはかなりイケテルというよりは、イッちゃってるヤツばかり。製作者にはリンクを貼ってから、(つまり、事後)報告したんだけど、紹介コメント相談なしに勝手に書いちゃったんだよね〜。ちょっとドキドキしてます。大丈夫かな〜。

最初リンクコーナーのタイトルを、「リンクにかけろ!」(別に車田正美ファンじゃないけど)とか、「リンクの魂」(これって関東ローカル?)にしようと思ってたんだけど、集めてみたら、なんかちょっとHぽいというか、怪しいというか、モロ私の趣味丸出しのサイトばかりになってしまったので、いろいろ考えたら「大人なリンク」になっちゃいました。みなさんにも楽しんで頂けると幸いです。

P.S   しかし、ゴルフのマルちゃんこと丸山茂樹選手。いくらマスターズだからって茶パツは止めてよぉ。今更だし、似合わないし・・・、もおー、大丈夫か?


1998.3.19

「今日は良いギャグが言えそうなネタはあるかしら?」

最近、「はーい 朝刊」で、パートナーの浜崎氏と顔を合わせると、この言葉が挨拶代わりになってしまった。すっかり強迫観念に駆られている・・・。しかし、そうそうギャグに出来るようなネタなどない。困った。今週はとりあえず、これで勘弁して下さい。

<以下番組再現>

原元  「祝日の一部を月曜日に移して、3連休を増やす法案が、今の国会に提出される見込みです。」

原元   「連休が増えたらどうやって過ごしたら良いのか戸惑ってしまう私は、発想が貧困なのか、私生活が貧困なのかどちらでしょ?」

浜崎キャスター 「ムム。まあ、欧米諸国がすでにこの方式を取っていて、まだ止めていないということは、きっと満足度が高いのでしょう。原元さんも戸惑うのは、最初だけですよ。ただ私は特派員時代3日も休みが続くと、ニュースが無くなって困っていました。」

原元  「では、3連休が実現したら、3日間かけて、過ごし方を考えましょう!

3連休が増えても、私はフリーだからあんまり変わんないんだけどさ。でも、休むよりは仕事してる方が楽しいぞ。


1998.3.18

「幸せの木」が枯れた。今のマンションに引っ越した時、風水学上、私の部屋の北側の出窓に、観葉植物を置くと良いと言われ、その日の内に買ってきたものだ。まだ、4ヶ月しか経ってないのに・・・。一番手がかからなくて、枯れにくいと思ったのに・・・。(そう言えば、私はサボテンも枯らした過去がある)

ところで、最近、デパートが臭い。(と思う)

やたらとニオイを放っている。お香やらアロマテラピーやら、疲れた心と体を癒すヒーリング・グッズなんて呼ばれて大人気だけど、五感の中で、ニオイを嗅ぐことが一番嫌いな私にとっては、苦痛でしかない。売り場でいろんなにおいが混じり合って、余計に疲れてくる。

私の友達なんか、次から次へと新しいヒーリング・グッズを買い込んでくるけど、あんたほんとにそんなに疲れてんのか?と聞きたくなる。

「これがないと眠れないの。次の日まで疲れを引きずっちゃうのよねえ」なんて、もしその「なんとかオイル」やら「なんとかエッセンス」がきれようものなら、会社をこっそり抜け出して、買いに走り回る。手に入らなかったら、「もう私ダメ〜」と、心底まいった顔をして帰って来て、それ以降疲れる作業をしなくなる。なんかめちゃくちゃ躍らされてる消費者の図!

でもさぁ、私から見ると、どうもヒーリングの効き目を楽しむ為に、わざと疲れるような行動を取ってるとしか思えないんだよね。

あんた、ソレ使ってる方がよっぽど疲れてるじゃん!!そんなもんやってるヒマ有ったら、さっさと寝ろよ!!


1998.3.17

確定申告も無事終わって、卒論を出し終えた学生のようなすがすがしい気分で本屋へ行く。申告が終わるまで禁じていたマンガや雑誌を買い漁りに行く為だ。

しかし、本屋に行っても特に欲しいものが無かったんだよね。アレ以外は。困った・・・。

だって、私の欲しいアレって、レディース・コミックなんだもん!これだけ買うのは、いくら私でもちょっと・・・。レジは若い兄ちゃんだし。

しばらく目くらましになるような本を探したんだけど、今日に限って1冊も無い!結局、勇気を出してソレだけ買ってしまった。ドキドキ。

昔、私は近所の本屋さんでバイトをしていたことがある。その店は、レンタルビデオもやっていて、レジが一緒になってたんだけど、エロ本だけ買ったり、AVだけ借りるお客さんってやっぱり珍しかったなあ。絶対、人に見られても恥ずかしくない本やビデオを上下に挟んで「サンドイッチ状態」にしてレジに持って来たぞ。

原元 美紀、28歳。今頃になって、オトコの苦労を知る・・・。

ところで、レディース・コミックを読んでるなんて書くと、「なんだ原元は餓えてるのか」と誤解されそうだけど、違うんだよ!今のレディコミって、すごい精神世界が描き込んであって、私にとっては、村上 龍の小説より説得力があるんだから!

どうして彼女が出来ないのか悩んでる諸君!森園みるく、寺舘和子、南 Q太を読め!


1998.3.14 聖(?)ホワイト・デー

ホワイト・デーって、心がすさむよね。バレンタインにチョコをあげたうち、どのくらい「回収」できるか、つい勘定しちゃうよね。嫌な日だ。

大体さぁ、毎年思うけど、バレンタインだけ、「義理チョコ」とか「感謝チョコ」があるなんてズルイよね。


1998.3.13

「あいつらは、俺達のこと、ゴキブリみてぇに思ってんだよ!」

13日の金曜日、深夜のファミレスに響き渡ったこの叫び。穏やかではない。私は「なんだ、なんだ?まさかナイフでも出そうってんじゃないでしょうねえ」と、必死に声の主を探した。

すると、まだ二十歳くらいの男の子が二人、禁煙席で、おかわり自由のコーヒー片手に涙ぐんでいた。「ふむ。酔っ払ってるわけではなさそうね」

一体彼らはなんなのか?あいつらとは誰なのか?彼らに何が起きたのか?押さえ切れない好奇心。私の耳は久々のデビル・イヤー。そう、近所の不幸を嗅ぎ分け歓喜するオバサン・モードにスイッチ・オーンッ!!

「あいつらはなんであんなにセンザイに執着するんだよ」

センザイ?潜在?宣材?前栽?

「俺も、いっつも『もう一個持って来い』って言われる。セコイんだよなぁ。」

ああ、洗剤ね。

「***新聞は3個なんだってさ。」

なるほど、彼らは新聞の勧誘員か。となると、「あいつら」というのは・・・。

「ババアは『勧誘』は人間じゃないとでも思ってんだよ。何言ってもいいと思ってんだぜ。てめぇのストレス発散してんだよ!」

やはり「あいつら」とは、オバサンのことであったか・・・。それにしても、どんなにひどく追い返されたのかは知らないけど、そうとう傷ついてる様子。毎日毎日知らない家に行って、頭下げて・・・、そりゃあストレス溜まるよね。

「オバサン」にすでに片足を突っ込んだ私、言われてみたら思い当たる節が有る。なぜか勧誘員には、そこまで冷たくしなくてもというくらい、辛く当たっちゃうんだよね。頭のどこかで、「それでいい」と思い込んでた。彼らも傷つくということを、「今日初めて知った自分」に驚いてしまった。きっと勧誘員と話してる時の私の顔は醜かっただろうなぁ。

「ごめんね」彼らに聞こえないように、小さくつぶやいた。

私が追い返した勧誘員たちも、影で泣いてんのかなあ・・・?


1998.3.12

しまった。やっぱり解りにくかったかぁ・・・。今夜の「はーい 朝刊」のオチ。番組が終わって、家に帰ってきたら「イマイチ解らなかった」というメールが来届いてた。うーん。

<以下番組再現>

原元  ファストフードのチェーン店で、30歳前後の若手や女性のオーナーの独立を支援する動きが広がっています。開業資金を立て替えるなど、自己資金ゼロでもオーナーになれる制度を設け、やる気のあるオーナーを育成するのが狙いです。すでに女子大生オーナーも誕生。主婦やOL,脱サラ組からも応募が殺到しています。」

原元 「女性がオーナーのお店って、女性客へのちょっとした気遣いで判るんですよ。例えば、お座敷に上がる時、靴箱にブーツ用の棚が有ったり、椅子に深く腰掛けても下着が見えない様に高さが計算されていたり・・・。」

浜崎キャスター 「ふむ。なるほど。ところで、ファストフード以外で、自己資金ゼロで私をオーナーにしてくれる業界はないでしょうか?」

原元   「どうしてファストフードじゃ駄目なんですか?」

浜崎キャスター 「私がやると、どうも『ファスト』にならないんですよ。」

原元   「・・・。お後がよろしいようで。今夜はこの辺で。」

えー、番組を何度か見て頂いてると判るかと思うのですが、浜崎さんはニュース原稿を読むのがかなりマイペース、スローモーな方なんです。本人いわく、「ファストフードは早過ぎて性に合わない」そうです。

ちなみに、「下着の見えない様に配慮されてる店かあ。そうと知ったら男は行かないなあ。」とも言ってました。


1998.3.10

う〜、今頃やってます。確定申告!つらい。なんでもっと早くやらなかったんだろう・・・。

けど、今年は強〜い味方がいるんだなあ。このHPを見てくれている税理士さんに、メールで書き方教えてもらっちゃってるんだなあ。(というより、無理矢理聞いてるのかも)

このHPを開いたおかげで、ホントにいろんな職業の人と知り合うことが出来た。工業デザイナーや、ゲームプログラマー、健康器具会社社長(!)、アナウンサー志望のOLさん etc. なぜか銀行員からのアクセスが多くて(銀行員は女子アナ好き?)、中にはメールで金融講座(かなり初歩)をしてくれる人も。

ほとんどの業種の方にメールを頂いた気もするけど、もし、「俺はこんな変わった仕事をしてるぞ」という方、いらっしゃったらぜひメール下さい。


1998.3.8

私には父が二人いる。本当の父と、アナウンサー原元 美紀の産みの父・Tプロデューサーだ。

私のアナウンサー初仕事は、CBCの新人アナとして研修を終えたばかりの秋、生放送の特番の中継だった。オープン前日の愛知芸術劇場のコンサートホールで、クラリネットを吹き、ホールの魅力を語る役。しかも、一人で!!新人にしては、いきなり大役だった。

Tプロデューサーの依頼直後、すぐに、当時の部長に反対された。「原元君じゃ、ちょっと・・・。彼女は危険です。(確かに!)」その一言で、私のデビューはお流れになりそうだった。ところが、

「責任はわしが取るから!わしが面倒みたるわっ!!」と、Tプロデューサーは反対を押し切ってくれたのだ。

この人、私を信じて、私を育てようとしてくれるの?私、まだ何が出来るかわかんないのに。

その期待に答えようと、私は、出来る限り努力をした。ちょっと悔しかったしね。自分のセリフには無いけど、ホールの機能を、見学をしたり、覚えたり。

しかし、私の心配は本当はよそにあった。しゃべりや段取りよりも、クラリネットの音が出るかどうかだ。楽器は、中学の時に私が吹奏楽部で使っていた、10年も前のもの。しかも卒業後、全く練習していない。不安だ。生中継で音が出なかったら、大恥かいてしまう・・・。実は、私の中学は、全国大会の常連校で、かなりレベルが高かった。けど、ここで吹けなきゃ嘘付いてたと思われちゃう・・・と、なぜかそっちが心配だったのだ。

不安を抱えたまま当日を迎えた。いよいよ自分の出番!キューが振られた!私は、まだ樹の香りの残る舞台に一人立ち、ホール中の照明を一身に受け、誰もいない客席に向かって、祈るような気持ちで吹き始めた。曲はモーツァルトの「フィガロの結婚」から。♪〜、やった、出た!吹けたぞ!ふ〜っ、ここさえ終わればもう大丈夫。その後、私は順調に自分のセリフをこなし、役目を終えた。

・・・はずなのに、なぜかメインキャスターの先輩が、矢継ぎ早に質問を浴びせる。(あれぇ、あたしなんか恨まれるようなことしたかな?)、と思いつつ、ホールの機能などは頭に入っていたので、アドリブでリポートした。実は、他の中継先でちょっとしたトラブルがあって、その分の時間を埋めなければならなかったらしい。そんなこととはつゆ知らず、しゃべる恐さが全然身にしみてないから、聞かれるまま、気楽に答えてた。

「おおっ、原元よくやった。反対を押しきった甲斐があったわ」とTプロデューサーは誉めてくれて、(演奏は誉めてくれなかったけど)それ以来、私をことあるごとに起用してくれた。リポートやインタビューやナレーション、どんな目線でどんな手振りで、という研修では判らなかったことを一から教えてくれた。

その私の名古屋パパ・Tプロデューサーが、めでたく還暦を迎え、CBCを定年となる。盛大な定年お祝いパーティーが今日行われた。東海地方の放送関係者達が、100人ほど集まった。CBCのアナウンサー達やタレントさんたちの顔もたくさん見られる。

年を取った時、これだけの人が自分の為に集まってくれるなんて羨ましいよね。すごいよ。みんな私と同じ、Tプロデューサーの子供だぁ。

なんだか、ふと、「この中に私も入れて良かった」、としみじみ思った。あの時、パパに産み出してもらわなかったら、私の人生も少し違ったものになっていただろう。パパ、産んでくれてありがとう!!

そろそろ、第三、第四のパパを探さなきゃ・・・。


1998.3.5

どうやら私は雪女だ。雨女よりカッコイイからいいけど、なんで毎回木曜日の夜に雪が降るのよぉ〜。仕事行くの大変なんだから!髪もメイクもメチャクチャで!

さて、苦労して行った今夜の「はーい 朝刊」は、雪でもパラリンピックでもなく、こんなニュースが話題になった。

<以下番組再現>

原元  「2002年サッカーW杯より一足お先に、日韓の国会議員によるサッカーの交流試合が実現しそうです。漁業協定問題など様々な課題を抱える両国の議員同士で交流を深めようと、日本側が提案し、今年5月末にソウルで行われる予定で、日本側は超党派でチーム編成に入ります。」

原元   「両チームかなり気合の入った試合になりそうですね。でも、実力の方は日本のエースストライカーだった釜本邦茂参議院議員が入ったとしても、韓国に勝のは無理だと言われています。」

浜崎キャスター 「しかし、最近の韓国は与野党の対立が激しいですから、サッカーでも仲間割れを起こしてくれると、日本側にもチャンスがあるかもしれません。

原元   「・・・かも、しれませんねえ。」

我がパートナー浜崎氏は、周りの人に、「相方の女の子に、いつもやり込められてるおじいちゃん」と言われるそうだ。でも、私は、「オヤジギャグに耐える、かわいそうな女の子」と言われる。さあ、真実はどっちだ!?


1998.3.3

今日は楽しい雛祭り〜♪、なのだ。

「そう言えば雛あられ食べたいね。買ってないの?」母に、聞いたら、

「何よ、あれは女の子が食べんのよ。あんた、もう女の子じゃないじゃない

・・・。かあちゃん、なんか最近冷たくないかい?


1998.3.2

昨日、今日と、ちょっとビックリしてる。前回の日記で、少年のナイフ犯罪について触れたんだけど、あまりにもたくさん反応があった。メールやチャットで激論を交わしてしまった。(貴重なご意見下さった皆さん、ありがとうございました。今度何かの機会に発表したいなと思います。)

私は「今回のナイフ犯罪の連鎖反応のきっかけ」は、教育のせいだけではなく、我々報道も責任が有るのでは?と考えている。最初の事件(女性教師刺殺事件)が起きた時に、「これはいけないことなんだ」ということを子どもたちに伝えきれていなかったと思ってる。

勿論、「報道だけが悪い」、「報道だけがきっかけを作った」なんて言ってないよ。でも、最近の教育のせいだけにする報道の仕方には、違和感を覚えるのだ。少年犯罪の増加・凶悪化に歯止めが利かなくなった今、「家庭環境が悪い」、「教育が悪い」、「社会が悪い」と叫ぶだけって、無責任な気がするんだ。自分達の中(報道の仕方)に、何の責任も考えようとしないことがおかしい気がするんだよね。こんだけ影響力持ってんのにさ。

もっと、何かを見つけることにつながる報道の仕方を考えねばいかん時期に来ちゃったんじゃないの?(自問自答です。)

今日のオウムの林郁夫の求刑に重ねて考えたんだけど、「罪を憎んで、人を憎まず」という言葉が有るけど、これは、その「人」が反省や後悔、改心したら、だよ。いきなり容疑者の人権とか口にするのはどう考えても納得いかないよ。例えそれが少年であっても同じだよ。

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