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1997.10.31

私の友達は、圧倒的にメンズ(男)が多い。そして、大抵私に悩みを聞いて欲しがる。今日もそんな友達に呼び出され、引越しの後片付けで忙しい中、出張人生相談をした。

みんながなぜ私に相談をするのか、理由は簡単だ。私は容赦なく本音を言うからである。

友人 「俺って会社でどう思われているのかなぁ。」

私 「う〜ん、遊びに行くにはイイ奴だけど、一緒に仕事をするのはゴメンだってみんな言ってるよ。」かなりはっきり答える。

「どうしてそうなっちゃったのか、自分でわかる?」と、相手がもう大丈夫というトコロに達するまで、真夜中になっても何時間でも話し合う。私に相談したが最後、中途半端な気持ちのまま絶対帰さないもんね〜!

だって、私がしゃべる仕事を選んだのは、「しゃべるのが好き」っていう気持ちはもちろんだけど、しゃべる事で誰かを励ましたいと思ったからなんだよ。人から受けた相談に、口先だけ「大丈夫よ。頑張ってね。」なんていい加減な事言っても意味ないよ。「この人に今一番ふさわしい言葉は何だろう」って、頭ん中がグルグル回って、周りの音がな〜んにも聞こえなくなるくらい全身全霊を込めて真剣に答えを探さなきゃ!自分がどんな答えを見つけるのか、私にとっても勝負なのだ。

でもさあ、よく悩みを聞いているうちに恋愛感情が芽生えて・・・、な〜んて言うけど、それって一度も無いんだよね。厳し過ぎて恐いんだってさ・・・。


1997.10.27

我が家は今日引っ越した。といっても、今まで住んでいたところの近所なんだけどね。

でも、いくら近所でも、十何年も住みなれた家を離れるのはさみしいもんだよ。明日起きた時、天井がいつもと違うから驚いちゃいそうだな〜。

ところで、引越しやさんが私の荷物を見て唖然としていた。だって、衣裳とマンガしかないっ!!たった二種類しかない荷物だけど、その量はハンパじゃない!私の生きてきた証。軽トラ一台分はあるもんね〜。

きっと引越しやさんは、私のこと、アホな姉ちゃんだと思ってるんだろうなぁ・・・、と淋しい気分になりつつ、今夜はマンガを並べてベッドにして寝る!という、子供時代の夢を実現する歓びにも浸っている。さて、どんな夢を見るのかしらん?


1997.10.23

二週間ぶりに浜崎さんとやる「はーい 朝刊」。代役の方だと、掛け合いをしても「仲良く終わってしまい、なんか物足りない」というメールをいくつか貰った。でも、それが普通なんだけどな。では、浜崎さん復活の今週の話題はこれだ。

<以下再現>

原元 「浜崎さん。『まったり』、『ぷるぷる』、『しゅわしゅわ』、この言葉を使った事ありますか?」

浜崎 キャスター 「ん〜、『まったり』は知ってるけど、使った事は無いです。」

原元 「そうですか。この言葉、若い人ほど良く使うのです。」

浜崎キャスター 「・・・若い人・・・」

(中略)

原元 「でも、若い人も言葉の意味より、響きを楽しんでいるようです。」

浜崎キャスター 「僕は『まったり』というと、食べ物が口の中の上(天井)に引っ付くような感じがしますけどねえ。」

原元 「こういう言葉は『感じ方』ですからね。でも、年の離れた方と食事をしても、会話が通じなくなってしまいそうですねえ。」

浜崎キャスター 「では、試しに僕といかがですか?」

原元 「結構です。・・・それでは、今夜はこれで・・・。」

うん、こんな憎まれ口叩けるのも、やっぱり浜崎さんだからだわ。


1997.10.22

六本木の「ウェンディーズ」で、黒人の男性と隣り合わせになった。私の事をニコニコ見ている。

「アー・ユー・ジャパニーズ?」

(来たっ!) 「オー・イエス。イエス。」

片言の英会話によると、どうやら彼の国はカメルーンで、日本にいる友達を訪ねてきたらしい。ハンバーガーを食べながら、しばし会話が弾んだ。 が、

「ユー・リッチ?」

(は?リッチって、あのリッチのこと?) 「ノー。ノー。アイ・ハブ・ノー・マネー。」

「オォッ・・・。グッバイ。」

なにぃ?ちょっと待て〜!今までの楽しい会話はどうしてくれんのよ!

私の隣の席を立ち去り、次なる女の子を探しに店内をうろつく彼を見送りながら、英語で怒れない自分に一番腹が立った・・・(泣)


1997.10.21

とうとう開くぞ!オフ会をっ!!

ちょっと急だけど、勢いづいてるうちにパーッとやってしまおう。

やるのは良いけど、会場選びが悩みの種。なんせ、このホームページ、国内はもちろん、海外にいる日本人も見てくれているのだ。結局、私のアナウンサー人生の出発点でもあり、アクセスの地域分布で最も多く、なおかつ関東と関西の間を取って、名古屋に決定!他の地域の方には遠くて申し訳ないんだけど、ぜひ参加して欲しいな。

それにしてもホームページって番組作りに似ているんだなぁ。この二ヶ月間私は、まるで、スポンサーと代理店とプロデューサーとアナウンサーと技術さんを、ぜ〜んぶ自分でやってる感覚味わってたもんね。

けど、今は自分一人で作っているという気持ちがしない。アクセスしてくれたみんなと一緒に作ってる気がするんだよね。これが一万件を突破した実感かなぁ。

しかし、ホームページでオフ会なんて、聞いた事無いよね!?


1997.10.20 祝!アクセス一万件突破!!

みんなー、ありがとー!とうとう一万件を突破しましたーっ!!

私、いつも昼頃起きてまずメールを確認するんだけど、今日はパソコン開く時、すっごくドキドキした。「あっ、やっぱり祝福メールが届いてる!それも、たっくさん!ほんとに、一万件突破しちゃったんだぁ、私の寝てる間に・・・」と、自分のホームページを見てみたら、カウントは既に一万を百も上回っていました。

パソコンを初めて四ヶ月足らず、ホームページを開設して二ヶ月、こ〜んなにたくさんの人が私のページを訪れてくれるなんて、夢にも思っていませんでした。大感激です!(涙、涙)

しかし、ホントに「アクセス一万件突破記念企画」を実行せねば。ムフ・・・。

*尚、企画募集中です。採用された方には、心を込めてお礼をさせて頂きます。


1997.10.18

パソコンが壊れた。原因は解ってる。雑誌の付録の「インターネットエクスプローラ4.0」をインストールしたからだ。今度のバージョンは凄いって言うから入れたのに・・・。

自分のホームページを確認しようとしても、更新された情報を読み取ってくれない。Windowsがいつまで経っても閉じられない。「しばらくお待ち下さい」が何時間も続く。ナニこれ?

「原元さん、ひょっとして、『インターネットエクスプローラ4.0』って言っても、『プレビュー版』を入れちゃったんですか?」と馬鹿にされた。そうだよ。だって付録で付いてくるくらいだから、良いと思うじゃん。入れちゃいけないモン付録にすんな−!初心者をなめんなよ−!

私、今パソコンを壊す訳にはいかないのよ!ホームページを開いた時点で、これは私の物だけど、もう私だけの物じゃないんだからぁ!


1997.10.16

今日も浜崎さんはモスクワ出張で「はーい 朝刊」をお休み。代役には読売新聞のSキャスターが登場。彼は私がパソコンを購入する頃からの良き相談相手で、HPについてもいろいろと手厳しい意見をしてくれる。

ところが、今日は「君、ホントに文章うまいねえ」と初めて誉めてくれた。新聞記者に文章を誉められるなんて、嬉しい!この「ぢょしアナ日記」も捨てたもんじゃないなあ。

んっ?ちょっと待てよ。確か彼と飲みに行った時、彼はとんでもないおばちゃんホステスの目をジッと見つめて、「いや〜、ホントお奇麗ですよね・・・」なんてセリフを軽く吐けるアメリカ帰りのニクイ奴。私みたいな小娘をノセるなんて、たやすいことだろう。危ない、危ない。真に受けるところだった。

しか〜し!、私の事を誉めても、けなしてもネタにされるんだから、周りの人はたまんないだろーね。


1997.10.14

確かめに行ってきた。映画「ベント」。浜村 淳さんの解説に負けてないかどうか。いや〜、よかった、よかった。負けてなかった。泣けたよ、思いっきり。

大戦中、地下の秘密倶楽部で繰り広げられる、ゲイ・パーティーの狂乱ぶり。女装で登場する歌姫のミック・ジャガーにもウットリ。

映像も奇麗だったなあ。前半はゴージャスで退廃的なゲイの生活。後半は四角いコンクリートの強制収容所の、あまりに物悲しく詩的な光景。ヒトラーの「血の粛清」によって収容所へ送られた同性愛者たち。右から左へ岩を運び、運び終わったらまた左から右へと移す、一週間続ければ発狂すると言われる作業。たった3分間の休憩時間、灼熱の太陽に照らされ、正面を向いて立ったまま愛の言葉を交わす主人公マックスとホルスト。晴れた日の朝、有刺鉄線にひらひらと揺れる囚人の帽子・・・。

ほんとにものすごく心に染み入る映画だった。けどさぁ、一つ問題は、主人公のマックスがルー大柴にそっくりなんだよねえ。いいシーンでも、どうしても感情移入できなかったよ。浜村 淳さん、それ先言っといてよー!!


1997.10.12

私はものすごく涙もろい。映画の予告を見ただけで泣ける女だ。しかも、同じ予告で二回も。予告でこれだけ盛り上がるんだから、本編なんか観たら、もうたまらない。

「エレファントマン」を観た時は泣き過ぎて腰が抜けてしまった。デートで映画は絶対ダメだね。

こんな私も初体験!そう、今日は解説を聞いただけで号泣!してしまった。だって浜村 淳さんウマ過ギなんだもん。それは、現在公開中の「ベント」という映画。ここで、「『べんとう』じゃないですよ」というお約束ギャグがあった。数あるナチスドイツものでも異色の作品だろう。ヒトラーによる同性愛者の差別の話なのだ。

主人公のマックスは戦争という狂気の時代、これまた同性愛の狂宴に溺れていた。ところが、ヒトラーは、「同性愛は優秀なゲルマン民族の子孫を残す妨げになる」とし、同性愛者狩りが始まった。マックスは捕らえられてしまい、政治犯、ユダヤ人よりも恐ろしい目にあう。同性愛者であることをひた隠すマックス。それを証明するために、六年も連れ添った恋人(もちろん男)を自分の手で殴り殺してしまう。「これは夢だ・・・」と逃避するマックスに、「いいや、これが現実だ。お前はなぜ自分を偽る」と責める謎の男。強制収容所での地獄のような生活の中で、いつしか二人の間には愛情が芽生える。しかし、抱き合う事など許されない。「大丈夫だ。俺達は***で愛し合おう。」そして・・・。

と、最後はとても激しく悲しい結末を迎える、らしい。なにしろまだ観てないんだから。

私も、自分ばっかり泣かないで、聞く人を泣かせるくらいの話術を身に付けたいもんだ。でも、浜村 淳さんの解説聞いて期待して観た映画って、大抵解説に負けてんだよね。今度もまたそんな目に合うのかな。まあ、後味の良いだまされ方だから、いっか。


1997.10.9

「私のパートナー」でおなじみ、「はーい 朝刊」の浜崎さん。今夜はモスクワに出張のため、番組をお休み。

彼はいつも私に、「本当はこのクソじじいと思ってるんだろう?」と聞いてくる。その度に私は「いいえ、とんでもない」と答える。これはホント。(たま〜に、そう思う時もあったかな・・・)

その「自称クソじじい」も、いないとなるとやっぱり寂しい。どんな代役が来てもしっくりしない。

年齢差のあるコンビの場合、若い方は相手がいなくなると寂しく思うけど、相手もまたそう思ってくれるものだろうか?私は自分より年下の人とコンビを組んだ事が一度だけあるけど、相手が替わった時は正直ほっとしたもんだ。

いかん、いかん。最近弱気になっている・・・。


1997.10.8

私は最近よく年をごまかす。仕事でじゃないよ。プライベートでだからね!

昔から実年齢よりはるかに若く、というより幼く見られていたのだけれど、私がほんとのことを言うことによって、明らかに場が白ける、いや気まずくなる時が多いのだ。なにしろ、二十歳の時初めての選挙で会場の小学校に行ったら、生徒と間違えられて怒鳴られたキャリアの持ち主だ、私は。

相手は絶対私がまだ小娘だと思って優しく接してくれる。そこで聞かれても無いのに、「いえ、親切にして下さるのは結構なのですが、実は私、もう28なんです」と、あえて白状する必要はないだろう。それを聞かされた相手がかわいそうだ!?大抵、「それは、それは・・・」と絶句する。ひどい時には謝られる。だから私は時々、あえて!ウソをつくのである。真実よりも尊いウソだ??

けど、それが通用するのは私より年上の場合だけ。年下の子に「幾つなのぉ?」なんて聞かれて、「ん〜、幾つでしょぉ」とごまかしてみても、しばらく話してると、「あれ、年、ほんとは幾つ・・・ですか・・・?」急に敬語を使いやがる!(笑)どうしてバレるんだろう?


1997.10.6

「トゥナイトU」で、祭りの特集をやっていた。そう言えば、私ここ何年もお祭り行ってない。浴衣も着てない。

私、自慢じゃないが、子供の頃は有名な盆踊り娘だったのである。どこかで「東京音頭」が流れていると、もう速効で浴衣を着せてもらって、自転車で探し回る。かすかに聞こえる音だけを頼りに探すのだからハンパじゃない。浴衣の前をはだけさせ、ペダルをギコギコ漕ぎまくるっ!早く探さないと終わってしまうから。

さて、会場に着いた私は自転車を乗り捨て、一直線に踊りの輪に入っていく。吸い込まれるように。なんの迷いもなく。「炭坑節」「大東京音頭」「祝い船」、どんな曲も完璧に踊れる。(「ドラえもん音頭」もレパートリーよ)夕方六時半から始まって九時までの二時間半、私は踊り狂う。

「うちのお母さんが、『美紀ちゃんは盆踊りに行っても、一銭も使わないのよ』って言うんだよ」とある日、友達に言われた。私の奇怪な行動はやはり評判だったらしい。

別におこずかいが無かった訳じゃない。ただ、踊りたかったんだもん。ほんとはバレエを習いたかったんだ。けど、なぜかそろばんと習字を習わされちゃって悔しかったんだ。だから、毎年盆踊りならお金もかからないし、気の済むまで踊れると思ったんだ。一年分踊ろうって、子供心にそう思ったんだ。

急に恥ずかしくなって、私は次の年から踊らなくなってしまった。でも、うちのお母さんはもっと恥ずかしい思いしてたんだろうなあ。


1997.10.4

CBCの後輩のアナウンサー浅野信子ちゃんが結婚。私、結婚式で初めてスピーチをした。(いつも司会ばっかりなので)

スチュワーデスには、「当機は、恋愛発、結婚行きでございます。では、ご搭乗のご案内をさせて頂きます・・・」というスッチー独特のスピーチがあるらしい。なら、私たち女子アナは、4人でニュース風にスピーチをやろうということになった。

「こんにちは。CBCニュース・ワイド・ショー、キャスターの原元 美紀です。今日午前、〇〇教会で、浅野信子さんの結婚式が行われました。お二人は・・・」と、番組風にスタート。「では、披露宴会場に中継がつながっています。リポーターの小高さーん。」

「はい。小高です。私は今、新婦のご両親の御席に・・・」、中継リポートは相羽、加藤千佳アナへと続く。この番組ごっこ、結構悪ノリしてしまったけど、一応素人さんには受けたようだ。

普段ワイド・ショーで芸能人の結婚式とか見てると、リポーターたちのあまりの執拗さに「別にいいじゃん。そこまで聞かなくても。」と思っていたのだが、私は思い違いをしていたようだ。なにも彼らは仕事だという職業意識だけでやっているのではないようだ。楽しいのだ!ヨソのカップルに「どちらがなんて口説いたんですかぁ?」「いつもなんて呼び合ってるんですかぁ?」な〜んて、当人よりこっちが楽しんでる。

ところで、浅野ちゃんは、東京〜名古屋という遠距離恋愛を実らせたのだが、結婚してからも離れて暮らすそうだ。奥さんの方が週末に帰る、通い婚。女子アナのダンナになるのって、やっぱ大変だよねえ。でも、おめでとう。


1997.10.2

今夜の「はーい 朝刊」は、小ネタ2連発!

<以下再現・1>

浜崎キャスター 「日本最古の落書きが見つかりました。花や男女の性器などが描いてあり、トイレのドアだったのではと見られています。」

原元 「へ〜、トイレの落書きには、こんな古い歴史があったんですねえ。」

浜崎キャスター 「それよりも、こんな時代にトイレにドアがあったのですね。」

原元 「あっ・・・(なるほど)!」

<以下再現・2>

原元 「成田空港周辺のホテルが、『成田で結婚式を挙げ、そのまま海外新婚旅行へ』という企画で客足を伸ばそうとPRに懸命です。この『成田結婚』という言葉、果たして定着するでしょうか?」

浜崎キャスター 「さあ、どうでしょうか。『成田結婚』をして、ハネムーンから帰ってきたら、『成田離婚』なんてことになったら、シャレになり過ぎちゃいますね。」

原元 「ぷっ。・・・今夜はこの辺で・・・。」

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