2008.11.18 神に嫌われて!?
先月末の話で恐縮ですが、東京・渋谷の明治神宮では、御社殿が戦災から復興されて50年を迎えるにあたり、記念イベントが行なわれ、私、司会をしてまいりました。
22万坪の境内も初めてライトアップされ、幻想的なムードを醸し出しています・・・。
しかし、この依頼、実はお引き受けするかどうかずいぶん悩んだのです。
そりは、遡ること数年・・・、私が33歳の厄年を迎えた時のことです。
普段神仏に頼らない私ですが、突然思い立ち、明治神宮に厄払いに行くことにしたのです。
しかし、神楽殿で、厳かな神楽舞を奉納し、厄払いをしてもらっている最中、頭が割れるほどの頭痛に襲われました。
舞を堪能するどころではなく、慌しく境内を後にすると、すうっと頭痛が引いていきました。
それから1年後、いただいたお札を返しに再び明治神宮に向かいました。
ところが、一歩境内に足を踏み入れると、ズキーン!!
また頭痛がやってきたのです。
「思い出した。この痛み、去年と同じだ・・・。」
赤塚不二夫先生のマンガに出てくる酔っ払いみたいな千鳥足で参道を歩くが、意識がどんどん薄れていく・・・。
最後はお札の返却所までたどり着けず、四つん這いのまま、お札を木箱に向かって思いっきり放り投げました。(バチが当たるな)
やっとの思いで鳥居をくぐり出ると、ウソのようにすうっと頭痛が消えたのです。
それ以来、私は明治神宮には歓迎されていないのだと、避けるようになりました。
てゆーか、私自身が『厄』!?
そこで、今回の司会の依頼です。
普段お世話になっている方から声を掛けていただき、いつもなら二つ返事で引き受けるのですが、「一晩考えさせてください」と答えてしまいました。
理由は言いませんでした。だって、信じてもらえないでしょ。
果たして、数年振りに足を踏み入れた明治神宮は・・・?
このヨユーの笑顔。
どうやら明治神宮に受け入れてもらえたようです。ほっ。
さて、その時のイベントの様子が今日の読売新聞夕刊に掲載されています。
10月1日に発足したばかりの観光庁初代長官を招き、「国際交流の夕べ〜ヨーロッパに学ぶ文化と観光」というテーマで、シンポジウムなどが行なわれました。
まず、日本と交流の深いフランス・イタリア・スペインの観光局から、それぞれの観光事業が紹介されました。
フランスは、世界一の観光大国ですが、その中でも、近年は「ワイン観光」に力を入れているそうです。ワインを飲む物としてだけで捉えず、ワインセラーの見学、お祭り、テーマパークなど、ワインをめぐる世界は広がり続け、国もそれを支援して世界中からワイン好きの観光客を呼び込んでいます。
イタリアはユネスコの世界遺産を多く持つ国として、歴史や芸術を愛する人々が世界中から集まってきます。イタリア各地では、思わず息を飲むほどの美しい景色が何世紀もの間変わらず存在しています。街を治める貴族が、敵に攻め入られることのないような街造りをしてきたことが、独自の歴史や文化を守ることに繋がってきたという『街の歴史と風景』というヨーロッパならではの背景も興味深いお話でした。
スペインは、世界各国にスペイン語の学校を政府主導で設立しています、これは、語学としてのスペイン語を学ぶためではなく、『言葉を道具』として文化を広げるためなのだそうです。確かに、言葉を学べば、その土地に行ってみたくなり、歴史や文化、食べ物や歌などにも触れてみたくなりますよね。
さて、日本の観光の実態はというと、世界の外国人旅行者8億人のうち、たったの800万人しか日本を訪れてくれていません。2003年に小泉総理の号令の下「観光立国宣言」が成されましたが、いまだ「観光大国」とは呼べない状況です。
どうしたら日本は経済大国から観光大国へと変革を遂げられるのかディスカッションが行なわれたのですが、その中で、大変興味深いテーマが浮かび上がってきました。
「今どきの若者は海外に興味が無い!?」
日本の良さを伝える若者をおdんどん海外に送り出したいという思惑があったとしても、当の若者が、わざわざ海外に行かなくてもインターネットでの情報収集、そして、携帯電話への出費がかさむ中、不景気も足かせとなり、以前ほど海外に出かける若者が減ってきているのではないかというのです。
また、京都の観光に携わる方たちも、「京都に来る若い旅行者の質が変わった」と言います。
「普段着でふらっと着て、観光地以外の地元住民の生活の空間にも足を踏み入れようとする。
旅行になんら特別な感慨を持たずに来て、帰る」というのです。
実は、私にもわかる気がします。
ある時、私は旅行が純粋に楽しめなっていることに気がついたのです。
携帯電話のおかげで、世界中どこにいても、誰とでも普通に会話が出来るので、日常の延長という感が拭えません。
そして、日記・ブログに書くことを前提として、写真で記録を残すことばかり考え、景色をカメラのファインダー越しにしか見ていなかった旅行もありました。
私は「昔は良かった・・・」という言葉が嫌いです。
だって、昔と今を比べて嘆いていても仕方ありません。もう昔には戻れないのだから。
こうした世代のギャップを埋める旅行の在り方を探ること無しに、観光大国への足がかりは見つからないのではないでしょうか。
変わったのは旅行者ではなく、旅行そのものなのかもしれません。
<おまけ>
私の知人が、『旅の恥は○○』という穴埋め問題に、「かき捨て」ではなく、「脱ぎ捨て」と答えていました・・・
2008.11.17 満身創痍・・・。
爪がはがれた右手をかばい、左手ばかりで用事を済ませていたある日、ピシッと嫌な痛みが走り、見ると腕が腫れ上がっていました。
尋常じゃない痛みです
ぶつけた覚えは無いけれど、「疲労骨折」でもしたかなと、近所の整形外科に行ったのですが、レントゲンを撮っても骨に異常はありません。
お医者さんには一言、「腱鞘炎ですね」と片付けられました。
マジで!?
だってこんなに腫れてるよ。
ほら。
(赤いのは湿布でかぶれたためです)
少しでもひねったり、重みが加わると、信じられないくらい痛いので、本どころか、マイクも持てません。
それどころか、トイレでパンツを降ろすのにも履くのにもいちいち「あ”〜」と悲鳴をあげています。
きっと痔だと勘違いされていることでしょう。
両手に怪我を負っている為、今、足でパソコンが打てないか特訓中です
2008.11.1 便りのないのは元気な証拠!?
「元気ですかぁーっ!?」
日記の更新が途絶え、各方面から猪木バリに声がかかっている今日この頃です。
元気じゃないよ。
実は・・・、家が欠陥住宅でカビだらけになってしまったため、引っ越しました
更に、パソコンのキーを打つどころではない事態に襲われておりました・・・。
これ、右手の薬指です。
生爪はがれました。
写真がもう一枚あります。
治るのに半年から一年もかかるそうです
米も研げません
(言い訳?)
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