2008.6.30 今度は夏のステージをお届けします。
スター混声合唱団、次のステージは7月13日(日)です。
がん患者の「治療と生活」をつなぐことを目的としたNPO法人「キャンサーリボンズ」の発足式に、スター混声合唱団が特別出演し、これまでに集まった寄付金を贈呈させていただくことになりました。
もちろん、歌もお届けしますよ〜。
なんと70分間の単独ステージの時間をいただいてしまいました。
そこで、「さあ、特訓するよ〜」と邦子団長の招集がかかりました。
5月1日のデビューコンサートは「春の季節」を感じさせる曲をお届けしたのですが、今回は夏っ!
ということで、今回は新曲ばかり!
「どこかハーモニーをつけようよ。」
「なんかセリフ入れちゃおうか。」
など、結構真剣に練習してます。
ところで、「原田(大二郎)さん、ソロやってよ。」と邦子団長の言葉に、原田さんのお返事は、
「おれ、ダメ。じいちゃんの遺言でそれだけはダメなんだ。」
なぬ??
果たして、原田さんは本番歌ってくれるでしょうか!?
さて、しかめっ面でおたまじゃくしと取っ組み合っているのは・・・、
今、映画「花より男子FINAL」が大ヒット中で大忙しの旬のオトコッ!
小栗旬さん、
・・・ではありません。
『つくしパパ』こと、ヒロイン牧野つくしのお父さん役、俳優の小林すすむさんです。
奥様でタレントの昭子夫人とこの合唱団に参加していらっしゃるのですが、仲良しご夫婦の会話はなんだかほんわかムード。
まるで、「花男」の『牧野家』の会話のようでした
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さて、特訓の後は、お楽しみの食事タイム!
今回も美味しい物を食べながらみんなで盛り上がりました。
一番人気だったのはこちらのカレー!
なんと水を一切使わず、野菜や果物から出る水分だけで作られているんです!
スパイスが効いているのに、やわらかい味で、う〜ん、歌い終わったばかりのノドにも優しい味わいです。
迷わずおかわり!!
神楽坂女声合唱団時代から仲良しのテレビ朝日の大下容子アナと記念撮影も撮りました。
大下アナって、TV画面では落ち着いた女性というイメージが定評ですが、実は大の尾崎豊ファンなんです
語り合っているうちに、興奮して、ついつい広島弁が出ていました 大下さんカワユス
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ではみなさん、7月13日にお会いしましょう〜♪
(左から)原田大二郎さん、橋本志穂さん、小林すすむさん、山田邦子団長、山田貴敏さん、
渡辺宜嗣さん、大下容子さん、小林昭子さん、コシノジュンコさん、川原みなみさん、私、
奥村伸樹さん、榮 萌果さん
2006.6.26 これがホントの人間ドッグ!?
うわさの「がん探知犬マリーン」に会いに房総半島最南端の白浜に飛んで行きました!
なんとこのマリーンちゃん、匂いでがん患者を嗅ぎ分けるというのです!!
犬の嗅覚は人間の1万倍も鋭いそうですが、元警察犬のマリーンはその中でもズバ抜けた嗅覚の持ち主。
「病気にそれぞれ特有の匂いがあるという説があるが、
マリーンなら『がんの匂い』も嗅ぎ当てられるだろうか?」
多くの警察犬や救助犬、介助犬を育てているドッグトレーナーの佐藤悠二さん(セントシュガー)が実験を試みたところ、なんと、ほぼ100%の確立で嗅ぎ当てたというのです。
その方法とは?
@ 部屋の中に並べられた5つの箱の中に、それぞれ人の息が入った呼気バッグを入れます。この呼気バッグは4箱が健康な人の呼気で、1箱だけがん患者の呼気バッグが入れてあります。
A 見本となる別のがん患者の呼気の匂いをマリーンに嗅がせ、『がんの匂い』を覚えさせます。
B 5つの箱の匂いを嗅いだマリーンは、同じ『がんの匂い』のする箱を見つければその箱の前に座ります。
患者の年齢、がんの部位(内臓系でも皮膚がんでも)、その進行具合に関わらず探し出せるといいます。
これまで、病院の診断で見落とされてしまったがんを13例も発見したそうです。
まさに命の恩人ならぬ、恩犬!!
現在は実験段階なので、一般の診察や検診は受け付けていないとのことですが、特別に私もマリーンに診断してもらうことができました。
私が早期の大腸がんの摘出手術を受けたのはちょうど1年前。
病理検査の結果、良性ポリープではなく、悪性だったとのことで、半年ごとの定期健診を今後余儀なくされ、今年の2月に検査をしたばかり。
実は、そのとき、一度切った箇所にまたポリープが出来ていました。
たった半年で同じところにポリープが出来るのは珍しく、悪性に変化する前に早めにえぐって切り取ったのですが、切った部分が薬の副作用で痙攣を起こしてしまいました。
レントゲンを撮っても特に問題はなく、えぐった為に腸壁が薄くなっているだけだろうと診断されたのですが、「ホントは再発したのかな?」と不安がぬぐいきれませんでした。
「もし、がんだったら見つけてね」と自分の運命をマリーンに託すと・・・。
結果は、―― 素通り!!
これで数ヶ月抱えていた不安から解放された思いです。
マリーンちゃん、ありがとう!
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私のような不安を抱えているがん経験者は全国に何十万人といます。
でも検査や手術ってほんとに辛いんです。
もし匂いだけで簡単に検査が出来るようになったら、痛くもなく、時間もかからず、患者の負担はどれだけ軽くなるでしょうか。
また、早期発見が鍵となるがんという病気において、たくさんの命が救われるだけではありません。医療費の負担が大きく軽減される可能性があります。
しかし、課題は・・・、マリーンが嗅ぎ取っている『がんの匂い』がなんなのか判らないのです。
(今、世界各国で同じように「がんの匂い」の研究が行なわれているそうですが、解明できたらノーベル賞ものです!)
佐藤さんは医療機関と協力して、マリーンが嗅ぎ取っている『がんの匂い』の成分を解明し、匂いを感じ取るセンサー機械を作って、全国、いや世界中の人たちの治療に役立てることを目標にしているのだそうです。
そんな未来は、もうすぐそこまで来ているかもしれません。
2008.6.23 里帰り!?
先日、取材で名古屋を訪れたとき、休憩時間にぶらりと古巣のCBC中部日本放送に立ち寄りました。
私が局アナだったのはもう10年も前のことになりますが、今でも1年に1、2回ペースでラジオにゲスト出演させていただいていて、ますます愛着が湧いている元職場であります。
さて、突然の訪問だったのですが、私の2コ下の後輩・中橋かおりアナが出迎えてくれました。
彼女は、「原元さんが来ました〜! 」 と叫び局内をふれ歩きました。
それはまるで、映画『八墓村』で老婆が必死の形相で「たたりじゃ〜!」とふれ回り、村人を恐怖に陥れる場面のようでした
緊張の走るCBC局内。
なして・・・?
長寿番組「聞けば聞くほど」のプロデューサーKさんには、「いつでも遊びに来てくれていいよ。」との嬉しい言葉をいただいたのですが、Kさんは「そんな待遇は永六輔さんと原元だけだよ。」となんとも言えない一言付け加えるのも忘れませんでした・・・。
さて、当時のアナウンス部の同僚がたくさんいて、近況を報告しあったのですが、中でも、大先輩のこの方にお会いできたのが貴重でした。
東海地方では知らない人はいないという人気アナウンサーの小堀勝啓さん!
硬軟・下ネタまで織り交ぜたトークが絶妙で、私が新人の頃に夕方の情報番組「ミックスパイください」でご一緒させていただき、バラエティー・アナとして鍛えて(?)くださった方です。
それにしても、私が新入社員のときに研修を担当してくださったいわば親代わりの大先輩・多田しげおアナにお会いたかったのですが、多田さんは私が名古屋に行くと、いつもなぜか姿をくらましてしまうのです。
「ごめんな〜。今日取材なんだわ。」
事前に連絡しても、
「すまん。その日は夏休みなんだ。」
この日も見当たらないので電話をしたら、「おっちゃん、今日に限って腰が痛くて早めに帰ったんだわ・・・」とのこと。
チッ、もしかして、逃げてる!?
私、最近、肉食べてないから性格丸くなったんだよ。安心してちょうだい
2008.6.15 時代の空気
秋葉原で凄惨な通り魔事件が起き、1週間が経った。
容疑者の心理状態、家庭環境、犯行を犯すまでの生い立ちなどがさまざまな角度から検証されている。
その中で指摘されていることのひとつが、容疑者は1982年生まれの25歳。神戸の「酒鬼薔薇」事件(1997年)、西鉄バスジャック事件(2000年)の犯人と同じ世代であるということ。
14歳の思春期に同じ年の少年が「酒鬼薔薇」事件を起こし、それが成長の過程でなにかしらの影を落としたことは間違いないとは思う。でも、「心のケア」は必要だけど、「レッテル」を貼ることは危険だ。
それは、「誰もが同じように育つわけがないからレッテルを貼るな」と信じているからではない。
私は日本人という国民性は空気を読み過ぎると思うからだ。
インターネットでの個人サイトが流行りだした90年代後半、日記に「死にたい」と自殺願望を書き綴っていた女子高生がいた。彼女のサイトの掲示板にはたくさんの人が「がんばれ」とか「友達になろう」などと励ましを書き込んだ。しかし、日が経つにつれ、空気が変わった。「いつ死ぬんだ」「まだ生きていたのか」など、『死にたい、死にたい』と言ってる彼女が何も行動せず『ゴール』がないことに傍観者たちが痺れを切らしたようだった。結局、彼女は卒業式の日に自殺した。理由は判らなかった。でも、私はその事実を知ったとき、「期待に応えた自殺」だったと感じた。
他人から見たら、命を粗末にした行為だろう。でも、本人にしてみれば、この空気、もう後には引けない。それに、期待に応えるのは、なんかイイコトに思えたのかもしれない。
そんな自殺の仕方を、彼女だけではなく、何人も見てきた。
また、日韓W杯(2002年)が開催されたとき、「海外のフーリガンが暴れるかもしれない」という情報が日本中を不安にさせたことがあった。しかし、実際に暴れたのは外国人フーリガンではなく、ただの日本人だった。私が渋谷で遭遇した若者は、「ニッポン負けた〜」と叫びながら、発炎筒を人に向けたり、ビールを撒き散らしていたが、にわかサッカーファンだった。その姿を見ていたら、「フーリガンは暴れるもの」という知識があったから、「サッカーに負けたら暴れてもいいんだ」という単純発想に至ったんだろうということが容易に想像できた。
つまり、「人を無差別に殺したくなる世代だ」とレッテルを貼ることで、「自分たちは殺してもいいんだ」という間違った空気を生むのではないかと私は懸念しているのだ。
そして、ケアが必要なのは、加害者側に限ったことではないと思う。
大阪池田小学校児童殺傷事件(2001年)が起きた頃、ランドセルを背負った少女が道を歩きながら、「ねえねえ、殺されたのって私たちと同い年だったんだって」と友達に話しているのを目にした。あの事件がこの少女たちの将来にどのような影響を与えるのかと考え、胸が締め付けられそうになった。
酒鬼薔薇事件で犯人が14歳の少年だったことを受け、当時「ニュースステーション」に出演した女優の松たか子さんが久米宏さんに「10代から仕事をしてきた松さんは、さして年の変わらぬ少年の犯行をどう思うか」と聞かれ、ゆっくりと考え、このようなことを答えた。
「正直判らない。そして残念に思う。自分に。
私はずっとお芝居という世界で育ってきた。お芝居の中にはいろんな人の人生や考え方、人間関係が表現されていて、観た人が何かを考えるきっかけになってくれれば良いと思っている。
だけど、犯罪を犯すこうした少年たちには、それが伝わらなかったり、そもそも観てもらえる環境にないんだ、ということに無力感を感じます。」
彼女はひとつの真理を突いたと思った。
芝居といえば、大ヒットしているワケが知りたくて映画「相棒」を観てきたが、なるほどこれは他の刑事モノとは一線を画しているということがよく判った。
犯人のトリックを見破り、逮捕をしてオシマイという展開の中に、水谷豊さん演じる杉下右京刑事が犯人を諭す場面がある。
水谷さんが全身全霊をかけて搾り出す言葉は、犯人を真の反省へと導く。抱えきれない憎しみをどうすれば良かったのか、今後どう償いの気持ちを持てば良いのか。
おそらく、犯人がこの先、裁判所や刑務所で聞かされるどんな言葉よりもずっと胸の奥に届いたことであろう。もはや演技とは思えない。それくらいこの人の言葉には力があった。
こうした作品を生み出したスタッフの熱意に拍手を送りたくなった。
犯罪を犯した少年がゲームマニアだという事実が明らかにされるたび、「ゲーム=悪影響」だと非難の声が上がる。
しかし、実は、マスコミに登場するコメンテーターたちは2種類に分かれている。
ゲームで育った世代のコメンテーターはやはりゲームの悪口は言わないのだ。
だって今更ゲームをこの世から無くすことなんてできないし、爽快感や達成感、仲間と冒険をし戦い抜くという現実世界では味わえない快感をゲームで体験しているからだろう。
それは私も同感だ。
だけど、ゲームにはどうしても欠落しているものがある。
それは感情の揺れ動き。
ゲームの中では、仲間とともにただひたすら敵を倒すことが問題の解決策だ。
闘いを避けるために相手を説得する知恵や気迫がそこで学べるか?
一昔前に漫画が青少年に有害だと非難された時代があった。でも、今は良質な作品があることが「オトナ」にも認められたり、なにより、漫画家自身がそうした作品を世に出していくことに努力をし続けた。
ゲーム業界はどうだ?
生きていくうえで誰もが必ず味わう、挫折感、閉塞感、どうしようもない憎しみや悲しみ、そういった負の感情をどこに向わせ昇華させればよいのか、それらを学べる作品はあるか?
今回の事件を受けて、私はゲームに携わるすべての方たちにお願いしたい。
彼らの道しるべになる作品を生み出してください。
次世代、いや、すでに今の日本の空気を作り出している一端をゲームは担っているのですから。あなたたちの意地と心意気を見せてください。
2008.6.10 スター混声合唱団次のステージです♪
GWのデビューコンサートを終えたスター混声合唱団ですが、毎月1回のペースでコンサートの出演やイベントに出演し啓蒙活動を続けていきます。
6月は12日に、前立腺がん撲滅のイベント「ブルークローバー・キャンペーン」に参加します。
先日はそのリハーサルが行われました。
新曲の譜面も配られ、メンバーは真剣な表情で新曲の譜面と格闘です。
「う−ん、せっかくだからハーモニーを入れてみようか。」
と、その場で楽譜をアレンジし、次々と『スタコン版ハーモニー』を創りあげていく作曲家の小六禮次郎さん。
そして、本日の練習から、強力な新規入団メンバー登場です。歌手の岩崎良美さん。
邦子団長とミュージカル「アニー」で共演されているご縁から、合唱団に入団してくださることになりました。
さて、歌った後は勉強会。
本日は乳がんの医療関連者の方の講義を受けながら会食です。
欧米では乳がんの死亡率はどんどん減っているのに、日本の死亡率のみ右肩上がりになっているという現状を改めて聞かされ、思わず言葉を失ってしまいました。
死ななくてもすむ命がたくさんある。
その命を救うためには、とにかく早めの検診が大事なのです。
乳がんは、早期発見により、90%の人が治癒できる病気であるといわれているのですから。
まさに、今すぐにでも検診を受ける大切さを呼びかけなければならない、そのために私たちは何ができるだろうか。
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さて、語り合い熱い思いで胸いっぱいになった私たちに必要なものは、
そう、音楽!!
-小六禮次郎さんのピアノ即興や、倍賞千恵子さんの「忘れな草をあなたに」。
続いて邦子団長も白バラを振り回し、「私のお父さん」、「オー・ソレ・ミーオ」を熱唱。
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ウズウズするメンバー一同。やはり歌いたーい!
立ち上がり、ピアノの前に集合です。
最後はゲストの医療関係者の皆様も交えて、一緒に歌って踊って大盛り上がりでした。
ここが合唱の楽しいところですね。
-ところで、さすが噺家の林家たい平さん。
リハには初参加でしたが、素晴らしい声量と歯切れの良さでした。
いくら歌っても歌い足りない私たち。
夜は更けてもずっと歌い続けていました。
2008.6.6 デビューコンサート・リポート完成!
スター混声合唱団デビューコンサートのリポートがやっと書き終わりました。
長いけれど、一生懸命書きました。
どうぞ読んでください。
スター混声合唱団公式サイトの活動日誌はこちらからどうぞ
デビューコンサート・リポート第1弾 <本番直前!編>
デビューコンサート・リポート第2弾 <なんとか開演!編>
デビューコンサート・リポート第3弾 <涙と笑いのトークコーナー!編>
デビューコンサート・リポート第4弾 <サプライズの後半!編>
写真はコンサート終了後、メンバーで事務所の後輩の梅田陽子ちゃんと。
私の事務所は、環境問題やホームレスの支援など、ボランティア活動に関心の高い仲間がたくさんいます。
陽子ちゃんは、患者のケアに関心が高く、これまで一人で病院を訪問し、ボランティアでピアノコンサートを行っていたそうです。それを聞いて、今回の合唱団に、「ぜひ!」とスカウトしました。
「でも、合唱は初めてなんですよ。」と言ってましたが、なんのなんの、綺麗なハーモニーを聞かせてくれ、山田邦子団長に『彼女は強化メンバーねっ!』と言わしめたほどです。
普段から私のヨタ話なんかも聞いてくれ、陽子ちゃんといると癒されます〜。
2008.6.3 次から次へと災難ばかり
今朝のスタジオ出演のため、朝お風呂に入ったときのことです。
寝ぼけてシャンプーを飲んでしまいました。
たった一口だったのですが、
クエーッ!!
っと、鶏が絞め殺されるときのような(注:イメージ)断末魔の叫びを上げてのた打ち回りました。
辛すぎて吐き出すこともできず、しょうがないから飲みこんだのですが、のどの奥でどろりと溜まって、痛い・・・(泣)
テレビ朝日に「今日休みます。」とよほど電話しようかと思ったほどです。
本番までになんとか水を飲んで薄めようと思ったら、飲めば飲むほど体の中でブクブク泡立ってきたんです!さすがシャンプー
と、この辛さをリポーターの所太郎先輩と井口成人先輩に訴えたら、二人とも、
「早くリンスを飲みなさい。」
とアドバイスをくださいました。
このお二人は世の中のありとあらゆることを目撃・体験してこられたリポーター暦20数年という頼もしい先輩方です。お二人の驚愕の武勇伝はまた今度
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