2008.3.31 いよいよ誕生です!
がん撲滅チャリティ合唱団が明日誕生します。
昨年乳がんを公表した山田邦子さんを団長に、鳥越俊太郎さん、倍賞千恵子さん、島倉千代子さんという私にとっては「がん経験者」の先輩方。
そして、このチャリティ活動に賛同してくださった仲間達は、芸能界・マスコミ界から、およそ30名にもなりました。
リストを見たら、「えっ!?この人も?」ときっとみなさんも驚かれることと思います。
実は私も驚いています。
しかも、まだ顔を合わせていません。
なんと、明日4月1日、初顔合わせ&初リハーサルをマスコミに公開し、
「誕生する瞬間を記者会見で見せてしまおう!」
ということになりました。
普段メディアに登場する顔とは違った一面をみなさんにお見せすることもあると思います。
みんな真剣にがんに苦しむ人たちやその家族のために、声を合わせ、笑って歌って楽しいステージを作っていこうと気合を入れています。
どうぞ暖かく見守ってくださいね。
2008.3.26 あと何回見られる桜かな。
3月13日に68回目のバースデイを迎えられた鳥越俊太郎さん!
今日は上宮菜々子アナが幹事となって、番組終了後、イタリアンレストランでお誕生会を開きました。
いつまでもお若いので、年齢を聞いてびっくりしてしまいますが、実は、今朝の番組冒頭で満開の桜の映像を見ながらこんなコメントをして周りを慌てさせました
「桜を見るとね、あと何回見られるかなと・・・。まあ、そう思って眺めるとより美しく見えてくるよね。」
そんなコト、おっしゃらないでください。
鳥越さんにはいつまでも胸元全開で『日本ダンディー』として存在していただかなければ困ります。
さて、お料理やケーキにも満足された鳥越さん、今度は突然「花見に行こう!」と言い出しました。
ということで、突如目黒川へ繰り出しました。
朝から一働きした私たちはかなりテンション高め。
写真を取りまくりです。
そのうち通行人の方たちからもカメラを向けられてしまいました。
すると、ある女性が近づいてきて、小木アナに「写真とってもらえますか?」と言いました。
「あ、ボクですか。(撮っても)イイですよ」
と快く応じようとした小木アナ、なんとカメラを手渡されていました。
あれ?
それって、つまり・・・、『シャッター押してください』ってこと??
小木さんの親しみやすさは天下一品です。ハイ
(上宮アナ、鳥越さん、私、赤江さん、山崎さん、小木さん)
私はいったいあと何回桜を見ることが出来るのかな。
きっと毎年今日のお花見を思い出すことでしょう。
2008.3.7 世紀の発見!?
衝撃的なスクープが見出しを飾っています!
なんと、ツチノコ発見!!
しかし、よくご覧ください。
東スポでした・・・。(失礼)
でもね、今回はちょっと違うんです。
合成?と首をひねるような写真ではなく、動画があるんです。動いているのです!!
これはもしやっ!?
ということで、「スーパーモーニング」としては異例の番組トップニュースでツチノコ発見の真相に迫りました。
あるスタッフは発見現場となった奈良の山中に捜索に入り、私は各方面の専門家の方々に映像をお見せして見解を聞いてまいりました。
「アナタの仕事も大変だねぇ。」と苦笑されましたが・・・。
すると、みなさんそれぞれ、
「ヒルだ!」
「サンショウウオだ!」
などととおっしゃって、意見が分かれました。
しかし、「伝説のツチノコではないが、いずれにしろ、見たことが無い新種」ということで一致しました。
誰も見たことが無いのなら、この生物が古来より「ツチノコ」とされていたのでないか、とも考えられるのではないでしょうか。
残念ながら世紀の発見ということにはならなかったのですが、ちょっと悲しかったのは、スタッフがある動物園に電話取材をしたら・・・、
スタッフ 「ツチノコ発見というニュースはご存知ですか?」
動物園 「ええっ?それはどこで?」
スタッフ 「いや・・・、東スポ情報なんですけれど・・・。」
動物園 「忙しいのに馬鹿なこと聞かないでください。ガチャン。」
電話を切られたそうです
お仕事の邪魔をしてごめんなさい。
2008.3.5 初めてお話します。
「この番組のリポーターの原元美紀さんも、早期の『大腸がん』だったんですよ」
本日の「スーパーモーニング」をご覧になった方は驚かれたことと思います。
MCの鳥越俊太郎さんから公表していただく形となりました。
この日記でも昨年大腸ポリープ摘出手術を受けたことをご報告しましたが、実は『がん』でした。
発見は偶然でした。
おととし夏、やはり「スーパーモーニング」の取材で偶然受けた「がん検診」で、腫瘍マーカーの数値に異常が出たのです。
慌てて再検査をしたら、なぜか正常値に戻っていました。
気のせいかと思い、それから半年以上放置してしまいました。
実は3年ほど前から血便が出ていたことや、少し疲れると顔色が黒くなることが気になっていたのですが、こんな仕事をしていれば誰でもそうなるもんだと軽く見ていたのです。
しかし、去年の春、とうとう下血するようになり、病院に駆け込みました。
まず日帰りの内視鏡検査を受けると、2センチ近いポリープが発見されました。
そのポリープの細胞を取り、病理検査をすると、『良性』という結果が出ました。
痛みは無いけど、そのポリープさえ取れば出血も止まるかと思い、気軽な気持ちで入院して摘出手術を受けたのです。
その1週間後、手術結果を聞いて耳を疑いました。
「『悪性』でしたね。」
あまりにあっさりと告知されたので、聞き漏らしてしまったほどです。
キノコ状のポリープの一部が『悪性』、つまり「がん化」していたのだというのです。
「『良性』って言ってたのに?」
なんと、最初の日帰り検査で採取した部分はたまたま『良性』の部分で、他の部分が『悪性』だったのです。
そして、あのまま放っておけばがんが進行していたというのです。
ステージ1。
ほんとうに早期に発見摘出できたので、生存率は 『ほぼ100パーセント』 だそうです。
こうして「生存率」という言葉を自分で使うとき、今でも足が震えます。
日が経つにつれ実感が沸き、不安に襲われる私を励ましてくださったのは、同じくがんを経験した鳥越俊太郎さん、神楽坂女声合唱団でご一緒させていただいている山田邦子さん、倍賞千恵子さんでした。
「がん友」というのだそうです。
「セカンド・オピニオンは?」「食事制限は守ってる?」「私もピンピンしてるんだから大丈夫!」「笑ったらがん細胞も小さくなるって言うでしょ。ほら、笑って。」
一度自分の命が終わるかもしれないことを考えた人たちは、自分自身だけではなく、周りの人のこともとても大事に思うようになるようです。
私も皆さんのように強くなりたい。
そんな思いから、がん撲滅のチャリティを始めることにしました。
山田邦子さんを団長に、混声合唱団を結成し、チャリティ・コンサートを行い、収益を関連団体に寄付しようというものです。
鳥越俊太郎さんや倍賞千恵子さん、その他にも邦子さんの呼びかけに賛同してくださる方がどんどん集まっています。
みなさんにも近く活動の様子をお伝えしますね。
そして、今、私は健康ですから、どうぞご安心を。
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