2007.12.18 日本はやはり神の国だった!
八百万の神の宴に潜入してしまいましたっ!
神々が降臨したのは、出雲の国ならぬ、東京・日比谷の帝国ホテル。
こちらでは小学館・漫画雑誌の年に一度の大謝恩会が開かれているのです。
まるでコミケのような大盛況。まさに祭りじゃ〜
思わず取り乱してしまいましたが、今日の私の目的は、細野不二彦・神に「♪暮れ〜の元気なごあいさつ〜」デス。
「週刊スピリッツ」で連載中の細野先生の作品「電波の城」で、1巻の帯を書かせていただくという光栄に預かった際、すっかり先生の穏やかなお人柄にもファンになってしまいました。
数百人の漫画関係者がひしめく中、しっかり細野先生を発見!
相変わらずダンディーです。
細野先生 「最近はいかがですか?」
私 「ええ、実は、××が○○で〜・・・」
細野先生 「ははは、原元さん、こんなパーティーで話すにしては、
相変わらず内容が濃すぎ ですねぇ。」
何をおっしゃるのですか、細野先生。
作品で描かれる数々の修羅場、登場人物のダーティーさは私なんか足元にも及びませんよ。こんな女子アナがほんとにいたら怖いよぅとビビッて読んでますから
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さて、会場を一回り。
おわわわわわっ、あそこにいらっしゃるのは、まさに私の青春、いや、国民の青春のバイブルを次々と産み出された!
あだち充・神っ!
まるで作中のキャラのように温和な笑顔です〜。癒されます。
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ステージ前のテーブルは、あまりのオーラに皆遠くから眺めるのがやっと。
さいとうたかを・神。 やまさき十三・神。 水島新司・神。(この方達の生涯年収は一体・・・。)
その中に、「藤子不二雄A」こと、安孫子素雄・神のお姿を発見しました。
実は、1999年頃、安孫子先生が黒澤明監督の映画「用心棒」を劇画化した折に、NHKの番組でインタビューをさせていただいたことがありました。
先生の漫画のコマ割り合わせ映画の音楽や効果音を重ねて映画と比較して放送したのですが、先生は「ああ、あれ、面白かったねぇ」と覚えていてくださって、感激でした。
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そして・・・、神の中の神、一際鮮やかなオーラを放っているのは・・・、私の神様、いや、サタンと呼ぶべきなのでしょうか・・・。
私の初恋は『デビルマン』とこの日記でも声高に叫んでまいりましたが、
はからずも永井豪・大神にお会いすることが叶ってしまいました。
私 「な、永井センセイ、あの、私、『デビルマン』が大好きで、
えっと、私、名前、ミキっていうんです・・・。」
永井先生 「ああ、それで。
(私の名刺をご覧になって)ほんとだ。ミキちゃんだね。」
私 「ううう、ずっとぜんじぇ〜のだいぶわん(大ファン)でじだぁぁぁ。」
私の目が赤いのは、血走っているからではありません。
あまりの感激に涙が出てしまいました。
さて、神さま詣ではまだまだ続きます。
こちらは、浜田ブリトニー・神です。
現役ギャルがたった2年で漫画化デビューということで、「このマンガがすごい!2008」でも取り上げられた脅威の新人作家さんです。
「スピリッツ」で渋谷ギャルの生態を描いた作品「パギャル」は、強烈なインパクトと微笑ましいオチの話題作品。
作品の中で次々と繰り出されるギャル語の応酬に、私も「ここで若い人とのジェネレーションギャプを埋めねば!」と毎週真剣に読んでるのですが、ブリちゃん先生も会話はマジでギャル語でした
そして、
「なんでそんなに肌、白いんすか〜?マジ、同じ人間と思えないんすけど。」
と言われました いや、そりはこちらのセリフです。ブリちゃん先生、白いのは歯と手の平だけっすね
ちなみにブリちゃん先生はしばらく日サロに行けなかったので、これでも白くなった方だとか。
そのブリちゃん先生、二次会では見事なパラパラで会場を盛り上げてくれました。
さすが現役ギャル!(注:周りのダンサーは編集者さんたち。ご苦労様です)
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ええいっ、最後にどどんと神様カタログですっ!
花津ハナヨ・神
最新作は「ヴァージン・ハウス」 物怖じせず、あっけらかんと下ネタ全開、周りを明るくさせる先生の存在感は、まさに「CAとお呼び」のヒロイン紗依でした。
長尾謙一郎・神
「スピリッツ」では「ギャラクシー銀座」連載中! 「竹林・おシャブ・父のシャンソン」の謎を聞いたのですが、教えてもらえませんでした(泣)
「新ブラックジャックによろしく」移植編はいよいよ佳境へ突入ですが、この日の佐藤先生は朗らかそうで、ずっとニコニコと山本先生とおしゃべりしていました。
佐藤秀峰・神&山本英夫・神
「ホムンクルス」連載再開! 方目を閉じて先生をこっそり見てみましたが、何も変化はありませんでした。先生からは私のホムンクルスが見えましたか?(ドキドキ)
吉田戦車先生
作品のイメージとは真逆っす
玉井雪雄・神
「オメガトライブ」連載中 「私、『梶くん』ファンです」と言ったら、「うーん、『梶くん』人気あるんですよね」と唸ってました
上条敦士・神
新連載は「DOG LOW」。あの武論尊氏とのコラボです。
スタイリッシュな画のまんま、ファッションセンスもバツグンな上条先生でした!
先生方のご活躍、来年も心から期待しておりま〜す!
2007.12.8 アタシャ他人からどう見られてるのかって話
燃え上がるような紅葉が鮮やかな京都へ
(もちろん取材です。)
こちらはお茶屋やお花屋が軒を連ねる花見小路。
格子戸の街並みが京都らしい風情を醸しだしています。
そんな路地をしっとりとした気分で歩いていたところ、聞こえてきたのは・・・、
「あっ、この姉ちゃんは怖いんやで〜。」
ん?誰のことを噂してるんだろう?
振り返ると初老の夫婦がいた。
男性 「ほら、やっぱり!この姉ちゃんはな〜、ドコにでも、
『どうしてですかーっ!?』って追求に行くんだ。」
わ、わ、私のことですかっ!?
隣の奥さんが「アンタ、そんなこと言っちゃ悪いわよ。」
と男性をつつく。
が、男性は「おう、姉ちゃん、頑張ってや。いつも見とるで 」としゃべり続けた。
うーん、「見てるよ」って言われると弱いんだよね〜。とりあえず応援してくれてんのかな?ま、おっちゃん、ありがとうと言っておこう。
さて、お昼ごはんは、「にしんソバ」。
どんぶりからはみ出るほど大きかったです
外で立ち放しの取材で冷え切った体に沁みる沁みるぅ
身も心も暖まり、再び取材現場へ向かうと、今度は・・・、
「いつも見てますよ〜。」
と観光客風のオバさま方から声を掛けていただきました。
「ありがとうございまぁす」
と飛びっきりの笑顔で答えたつもりでしたが、
「でも、あなた、ボディーガードしっかり付けてもらった方が良いわよぉ」とのお言葉。
それって、つまり、それほど私が危ない取材をしていると思われてるということなんでしょうか?
確かに、最近取材に行くと、私の顔を見るなり、異常に警戒されたり、恐れられたり、すごくビビられているのを感じます。
それどころか、友達の結婚式で司会をやらせてもらうことも多いのですが、新郎新婦や参列者から「会うなり叱られる気がする」とか、「いつも見てますよ、戦ってる姿」などと言われまくりです。
私なんて、肉食禁止になってからというもの、すっかり「丸くなった」と評判なのに・・・。
こうなったら、「原元美紀の『どうしてですかー!?』コーナー」を作っちゃるっ
叱られたい人募集します。
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