大成功(?)でした。今日の神楽坂女声合唱団チャリティコンサート!!
1500名収容のオペラシティ・コンサートホールはおかげさまでほぼ満席でした。
3年もクリスマス・ディナーショーの実績を重ねたものの、我々のウリは、歌の実力というよりは、話題性とある意味ビジュアル勝負・・・。しかし今回はディナーでごまかす(?)ワケにもいきませんっ。
心機一転、更なる飛躍をと願う私たちを今回から指揮をして下さることになったのは、辻正行先生。日本合唱指揮者協会理事長でもいらっしゃって、合唱の世界では神さまと呼ばれている方です。楽しみながら『合唱の深み』を教えてくださいます。
さて、その辻先生のアイデアで、なんと1曲目の『♪野ばら』を高度な技術を要するアカペラで挑戦!
しかも1番はウェルナーの作曲バージョン、2番はシューベルト・バージョンという2通りの作曲を楽しむちょっとした遊び心も加えてみました。
出来は・・・、思いの外お客様の期待以上だったようで、大きな拍手を頂きました。(いや、期待されて無かっただけだろうか・・・?)
気を良くした私たち、さぁ、このまま客席を感動の渦に巻き込むぞぉ〜!
司会 「2曲目は団員のオリジナル曲です。「♪ぞうさんが好きだから」。3年前の合唱団設立以来ずっと歌い継いでいる1曲です。」
ところがっ!!
ピアノの前奏が鳴り出した途端、
「♪くっ、靴下はかないぞうさん〜」
わあ〜!!
辻先生が慌てて首を振る!なんと一部の人がフライングして歌ってしまったのだっ!
客席は笑いの渦に包まれてしまいました・・・。辻先生恥をかかせてごめんなさい(泣)
そして動物のチャリティーということで、これまた我が合唱団定番の「神楽坂版ドレミの歌」。
今回のソロメンバーは、
野中ともよさん(ジャーナリスト)、林家きく姫さん(落語家)、コシノジュンコさん(ファッションデザイナー)
里中満智子さん(漫画家)、石坂啓さん(漫画家)、大下容子さん(TV朝日アナウンサー)
江上栄子さん(江上料理学校校長)、山田邦子さん(タレント)
ここでカツ代団長と今回から指揮を担当してくださる辻正行先生のおしゃべり。
団長 「私たちの合唱団は動物のチャリティーを目的としているんですけれど、辻先生は動物は・・?」
辻先生 「ええ、我が家では『ころ』という犬を飼っていまして、子供が産まれたとき『こころ』と名づけました」
会場笑い!
辻先生「更に孫が産まれた時には『まごころ』と名づけました。」
会場大爆笑!!
おおっ!カツ代さんがトークで押されているのを見るのなんて初めてっ!辻先生やる〜。
さて、料理研究科の小林カツ代団長を始め、服部料理学校の服部津貴子理事長やモランボン料理学校理事長のジョン・キョンファさんなど、料理家のメンバーが多いと言うのも特徴の一つであります。
そこで、料理の歌を。
「♪インド風チキンカレーの歌」。
これはカレーの作り方を歌に乗せて紹介していくと言うもの曲なのですが、壺から蛇でも出てきそうなインド風のアヤシ〜イ曲なんです。
声を押し殺して歌うのがなかなか難しい。猛特訓した1曲です。
そこで、福島瑞穂参議院議員は一言。
「この曲難しいのよね〜。『インド・カレー』じゃなくて、『インスタント・カレー』なら私だって作れるんだけどさぁ。」
間奏では山田邦子さんが踊り子のようにヴェールをまといながら登場。首を振ったり大釜でカレーを作るパントマイムをしたり、最後はちょっとした『飛び道具』も登場し笑わせます。
盛り上がってきたところで、ゲストの六本木男声合唱団の登場です。
三枝茂彰団長が客席から颯爽と現れ、メンバーを呼び入れました。
カツ代さん「私たちは六本木さんを見本に活動させているんですが、なかなか上達が遅くて。んも〜、自分でどこ歌ってるのか判らなくなっちゃうと時があるんですよぉ。どうしたらイイものでしょうねぇ?」
三枝さん 「はっはっは。我々なんか自分がどのパートなのかも判らない人がいますよ。」
いえいえ、総勢300名ほどの六本木〜さんは驚くほどの実力派です。今回も「アヴェ・マリア」「希望海」そして「黒田節」「八木節」など、クラシックから民謡、オリジナル曲まで披露してくださいました。
そして第2部。日本の古きよき歌をお届けします。
まずは倍賞千恵子さんの独唱で「♪島原地方の子守唄」。スタンドマイクに片手をかけ、優しく「♪おどみゃ島原の〜」と歌いかけます。倍賞さんの声は本当に温かくて心に染み入ります。
続いて「♪ふるさと」「♪花」、団歌「♪緑の星に」・・・。
そして「♪さとうきび畑」。11番まである長い曲ですが、途中4人のメンバーがソロで歌いました。
メンバーは、
ヴェトナム戦争時、反戦歌「フランシーヌの場合」で一世を風靡した新谷のり子さん、
TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイドのパーソナリティで「はまべの歌」ヒット曲で知られるのさこみちよさん、
地元群馬でジャズ歌手の活動の傍ら歌の指導もしていらっしゃる坂田早苗さん、
元宝塚花組のトップスターで歴史に残る名ダンサーと呼ばれる大浦みずきさん!
「ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通り抜けるだけ〜」
私たちがクールファイブと化し「ざわわ〜」とコーラスする中、ソロの方たちの熱唱が続きます。そして4番目の大浦さん・・・。
「♪父の名を〜」
へ?歌詞違ってるよ!正しくは「♪父の声を 探しながら〜 たどる畑の道」なのに・・・。ど、どうすんだろ・・・!?メンバー全員に緊張が走る!?
ところが、ハラハラする私たちを尻目に、大浦さんは堂々とこう続けた。
「♪叫びながら〜 たどる畑の道」
ナイスフォロー!!なんとなく辻褄が合ってしまったではないか。
最後はディスニーの「♪小さな世界」。会場の手拍子が嬉しかった〜。
さて、アンコールは辻先生の提案でお客様と一緒に輪唱に挑戦!
と言っても、4つのグループに別れ、それぞれが「春が来た」「夏は来ぬ」「雪やこんこん」「ジングルベル」という四季の歌を歌うのです。これがまた4曲の長さやテンポが同じで同時に歌うとピッタリと絡み合うのです。
え?四季なのに『秋』の歌が無いって?
それは辻先生いわく、「いつまで歌ってもアキないように・・・」だそうです(笑)
−後記−
打ち上げパーティーの席で大浦さんとお話しする機会があった時に聞いてみました。
私 「大浦さん、間違えてしまったのに、すごいフォローで驚きました。さすがですね!
大浦さん「え?私なんか間違えた?」
私 「・・・。あの、『父の声を』というところを『父の名を』って・・・。」
大浦さん「へえ、覚えてないなぁ、やあねえ(笑)」
そう言われてみると、実は大浦さんは練習のときもいつも歌詞が違っていた。ミュージカル出身だけに、歌の歌詞より、内容を覚えてしまっているようだ。さすがトップスター。恐れ入りました。
今度の日曜日は、いよいよ神楽坂女声合唱団のコンサートです!
本番を控えただ今猛特訓中ですが、先日、曲目が急遽変更して「ふるさと」が加わることになりました。
指導してくださるT先生が「それぞれご自身のふるさとを思い浮かべながら歌ってみてください」とおっしゃって、みんな思い入れたっぷりに「♪う〜さ〜ぎ 追〜いし かの山」と歌いだしました。
そして2番。
「♪い〜か〜にい〜ます 父母・・・」
その時唐突に母のことが思い出されて、ついこらえきれず涙が溢れてしまいました。最前列の私が突然泣き出してしまったので、周りの人も心配し、そのうちあちこちからすすり泣きが・・・。
「私も去年夫を亡くして・・・」「私の父は私が若い頃に亡くなってしまったの・・・」
みんな、「もらい泣き」状態になってしまいました。
理由が判らないT先生は「いいんですよ。どうぞ、好きなように歌ってください。本番で何が起きようが大丈夫。」と優しく受け止めてくださいました。
最近少しずつ落ち着いてきて、ようやく感情が素直に流れ出したような気がします。そのせいか、ショック状態でこの1ヶ月抑えられていた深い悲しみが今になって涙となり溢れ出して来ます。
何をしていても、何を考えていても私の思考回路はあらゆることを母へと繋げてしまい、些細なことにも立ち止まってしまう瞬間があります。
そういえば、以前、「父の日」の日記に登場してくれた友人が、「どんなに母親がいない生活に慣れたとしても『一休さん』のアニメのエンディング・テーマ『♪母上さま〜 お元気で〜す〜か〜』という歌だけはさすがに聴けなかった。いきなり心の傷に触れられるようで・・・。」と言ってたことを思い出しました。
なんか一休みしたい、そんな今日この頃です(泣笑)
「ニュースステーション」の久米宏さんが降板だそうですね。ビックリ!!
更にビックリしたのは、後任があの古舘伊知郎さんだということ!!となると、もしかしてサブキャスターは渡辺真理さんから・・・
(まさか)渡辺満里奈ちゃん!?
ん?
それって日テレの「おしゃれカンケイ」だよね・・・(??)
先日、我が家の夜の食卓にお味噌汁がついに(!?)登場しました。もちろん私が作ったモノです。
手伝いで作ったのは確か3年前(母に叱られながら・・・)。父に食べさせるのはこれが初めて。
「いただきま〜す」。父がまずみそ汁を飲む。それに続いて私もごく自然に飲む。そして・・・、
父ちゃん「マズイな、これ・・・」
私 「うん・・・。マズイね、これ・・・」
味噌汁を飲みながら親子二人でしみじみ泣けてきてしまいました。(涙)
何が悲しいって、母がいない食卓といったシチュエーションではなく、
はっきり言って、私の作った味噌汁が本当に不味かったから・・・。(泣笑)
もう、その味と来たら「神の味噌汁」!?愛のエプロン的に言えば、間違いなく「下エプ」ランクかも・・・。
あやうく父ちゃんの寿命を縮めてしまうところだった。こぼれる涙の塩味も、さすがに効果なしだったね。
ところで、母が他界して今日で1ヶ月が経ちました。もう二度と会えないんだという現実に、全然実感が沸いてきませんが・・・。
でも父娘、インスタントのみそ汁飲みながらも頑張っております。(涙)
そこで、神楽坂女声合唱団の練習の後、団長(料理研究家の小林カツ代さん)にアドバイスしてもらいました。
私 「料理が全然できなくて・・・」
カツ代さん「私も最初は下手くそだったから、私はそーいう人を決してバカにしないのよ。」
や、優しい団長・・・。うるっ。思わずすがるような気持ちで聞いてしまった。
私 「どうしたら上手に作れるんでしょうか?」
カツ代さん「それはね、私の本を買ってくださいな。」
なるほど、なっとく!?!(笑)
雨の夏休み・・・。
東京も毎日ずっとずっ〜と雨が降りつづけてます。
クーラー要らずの日々に、節電を訴えてた東京電力だけはホッとしてるのかも知れませんね。
なんせ気温は涼しいを通り越して寒ぶっ!!前に暑っ〜い!暑すぎる!?(汗)と日記に書いたことが災いしたのかな?(笑)
みなさんはどんな夏休みでしたか?それとも私同様、忙しく働いてましたか?(泣)
みなさん、こんにちは!こんばんはかな?
ここのところ、日記も更新できてなくてごめんなさい。
たぶん同じような経験をされた方ならば想像がつくかと思いますが、私には母を亡くしたという悲しみにどっぷり浸かる暇さえもなく、警察へ行って事故の調書を取ったり、弁護士さんと相談したりとにかく落ち着けない日々を仕事をしながらも送っています。
ところで、今日でHP開設6周年ですね!
さすがにこのまま日記も途絶えこのHPが閉鎖されてしまうのでは・・・という心配をしたメールが届いていますが、大丈夫ですよ。今までもそうでしたが、私の日記には楽しい話題だけではなく、時には真面目で悲しくもある話題のときもあり、今回の母の件もいずれしっかりと自分が受け止められた時に日記に書けたら良いと思っています。いつになるかはわかりませんが・・・。
でも、なるべく早くこの日記の更新も含め、日常に戻れたらいいなと思っています。
いつも応援してくださって、みなさん本当にありがとうございます。
今後ともどうぞゴヒイキニ。
−追伸−
昨年「HP5周年記念」でNY旅行記を載せましたが、それを読んで「自分も」と思い立ってNYへ旅行された方がいらっしゃいます。
HPにその旅行記が掲載されているので、良かったらぜひご覧下さい。「Masahiro Sakai's Homepage」
私としては一年前のことなのにとても懐かしい思いがしました。
暑っ〜い!暑すぎる!?(汗)
やっと梅雨が明けたかと思えば、いきなりこの暑さは・・・。
で、今日はなんとなくダラダラと、うちの猫の毛をバリカンで刈ってあげました。
やっぱ母のようには上手く出来なかったけどね。ゴメンヨみんな、トラにしちゃって〜(笑泣)
母の葬儀から1週間が過ぎました。
みなさんにはご心配おかけしましたが、木曜日から仕事にも復帰し、少しずつ日常が戻ってきました。
でも、母の事故から6日間の生死をめぐる戦いで、正直なんだか今まで私が持ってたもの全てを使い果たしてしまった気がします。
少しずつ取り戻せるよう頑張っていきますね。この取り戻す過程の時間もまた、大切にして生きたいなと思っています。
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