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2001.7.29

やってきました第19回参議院選挙投票日!!あ〜んど原元美紀、初めての選挙番組!!

NNN24では、日本テレビの地上波と連動して選挙開票速報特番を放送。地上波がCMとなる時間を利用して、独自の開票速報コーナーを流すってのです。投票が締め切られる5分前の夜7時55分から翌朝4時30分まで、なんと8時間35分もの長時間であーるっ!

私の出番は、第1部、開票が始まる8時から深夜2時までの6時間(!)、NNN出口調査などの結果や、次々明らかにされる開票の結果を、各地方選挙区ごと、または比例代表(今回は初めての非拘束式名簿導入でややこしいんだよね)での与野党の攻防などを交えながら画面を読み上げていくのだっ!

*

長い一日の始まり。

当日の早朝、通常通り6時起きでニュースを読む。10時に勤務が終わり、「少しでも仮眠を取らねば!」と即効帰宅。おっとその前に投票を済まさなきゃっ。んで、投票会場の小学校に立ち寄る。今回はいつにもまして自分の1票の重さを意識したね。

3時間ほど家で仮眠を取り、夕方出社。廊下の弁当の山をかき分け、スタッフルームへたどり着く。ひゃー、すごい熱気!選挙特番はTV局の祭りだなんてよく言われてるけど、まさにお祭り前のテント控え小屋のような活気である。

夜7時55分!さあ、いよいよ番組スタート!

一度始まってしまったら、スタジオでほとんど思いっきりテレビ!?いや、こもりっきりである。

いつどのタイミングで入るか判らないCMに注意しながら、大量の資料をさばき、本番中にモニター画面を見て、初めてそこで各選挙区の目まぐるしい情勢を知りコメントしなきゃならないというデタトコ勝負!!

誰が「当確」かなんて順位はもちろんだけれども、画面には候補者の氏名の読み仮名がふってない為、事前に496名分の名前の読み方を暗記!

496人もでっせ!だんな〜。

また政治家って気難しい?(小難しい)呼び名の人、多いんだよねー。しかも絶対間違えられん!マジで1週間格闘したよ。うぅっ・・・。

出番3分くらい前からスッタフの指示が飛ぶっ。

次は東京選挙区の予測画面と、島根・沖縄選挙区の開票結果画面と・・・、あっ、今、比例代表で田嶋陽子さんに当選確実が出たので、選挙事務所の「バンザイ」の映像を入れます!!』などなど。

慌てて資料を並べ、持ち時間を余すところなくキープするためコメントの長さを考える。・・・、その横で『あっ!やっぱり栃木で動きがあったので沖縄やめてそっちにしまーす!』なんて新たな指示が・・・。

いっそいでまた資料を並べ変え!ああ、でもコメント考えたり、時間を計ってるヒマがなーい。きゃ〜、とにかくぶっつけでしゃべるっ!

『それではNNN24のスタジオからお伝えします。まず、比例代表で、社民党の田嶋陽子さんに当確が・・・』

う゛〜、無事終了・・・!

大変っちゃあ、大変だけど、面白いね〜。血が騒ぐっ。しっかしこの先6時間もこれやんの?マジ!想像すっと、ちょっと気が遠くなる。

夜中12時頃にもなって、スタッフが心配そうに一言。

「原元さん、もしかして顔から血ィ出てる?

「え?」

鏡を見ると、右の頬に10センチくらいの赤いマジックの線がっ!

きゃ〜、この顔でしばらくTV出ちゃったよぉ!いや〜ん、大槻ケンヂかいっ!

あまりのハードワークに原元なんと出血かっと思われた視聴者の皆様、お騒がせしました。(ぺこり)NNN7.29.jpg (24998 バイト)

さすがに意識が朦朧となりかけてた深夜2時、やっと自分の出番が終わる。ふー。衆参W選挙じゃなくて良かったよ、ホント。

第2部は日本テレビ報道記者の町亞聖キャスター、NNNの本村由紀子キャスター、政治部の伊佐治記者の3人が開票結果を基に今回の選挙を分析しつつ、当落が決定した候補者の悲喜こもごものコメントを伝えたり、この選挙によって塗り替えられる国会での勢力図、また非拘束式名簿の問題点などを洗う。

バトンタッチでお疲れさーん!6時間をなんとか乗り切った達成感と疲労感が混じりながら、午前4時30分に番組が終わった後の「ビールで一杯」を楽しみに、私はもう後は2時間半のんびりと待つだけであった。(でも早く帰りてえー)

*

総評 さて、この第19回参院選を「ニュース23」の筑紫さん風にネーミングするならば、ズバリっ!今回の「○○選挙」とは、

「産院選挙」!!

どこれっ?

これから痛みを伴う「お産」を控えた日本が、どの病院(党)でどんな医師(政治家)にいかなる出産方法(政策)を希望し選ぶのかを国民が決める選挙だったからでしょ。

それにしてもいつでも各党の党首は、まるで分娩室前の廊下でウロウロする旦那さん達みたいだね!唯一、女性的イタミが判りそうで私がファンの扇千景さんが、かなりの『難産』であったこの選挙戦の背景に、今構造改革すべき大きな問題の子種(?)を見た気がする。

ところで、いつ産声は聞けるの?ねえ、小泉先生!?


2001.7.20 海の日

CBC2001.7.20.gif (29726 バイト)CBCラジオ出演!!一年ぶりの名古屋でのラジオ出演です。懐かしい〜!

「聞けば聞くほど」パーソナリティーのつボイノリオさんが夏休みのため、アナ埋め(?)急場しのぎ(?)に、特別ゲストとして招かれました。

この番組のアシスタントでCBC時代の同期の小高直子アナと3時間に及ぶハイパートークです。題してっ!!

「女2人の真夏の同窓会!」

昨年末にNHKのラジオ特番に出演したけれど、東京での仕事はほとんどがTVだったので、ラジオってどこまでがタブーなのかすっかり忘れてしまった。フリ−になってからも始末書を提出させられたらどーしよ、と一抹の不安がよぎる。

さて、ほとんど中身の書いてない台本を渡されたが、表紙に「原元襲来!」と書かれていた。どーいうこと?その内容はというと・・・。

*

まずは、私の近況報告。4月からの出演番組を紹介。

日本テレビ系のニュース専門チャンネルNNN24のキャスターを務め、朝4:30の番組出演のため夜中2時に起きている話など。地元の中京テレビやケーブルテレビでも放送されているため、「いつも朝見てますよ!」というFAXがたくさん届いて嬉しかったです。

日本テレビの経済記者として東京証券取引所で取材・生中継をしているが、私の担当日にばかり平均株価が暴落するので、兜町のアナリストたちから「縁起がワリィ〜」とか「厄病女神!?」と忌み嫌われているお話・・・。くすん。ちなみに担当曜日は、月・火・水です。ご注意ください。

TV東京系「絶品!地球まるかじり」というグルメクイズ番組での、リポーター裏話。「毎回美味しそうに食べていますが、本当に美味しいのですか?」との質問に「マズイ時もたまにあります。」と応えました。すると「そーいうときはどうするの?マズイと言っても良いのですか?」という次の質問が・・・。

原元 「私も最初困ったんですよね。『マズイ』とは言えないし。で、リポーターの先輩やディレクターに相談したら、

『新鮮な味と答えなさい

と教えてもらいました。今度もし私がTVで『新鮮な〜』とコメントしていたら、このラジオを聞いているみなさんだけには『ああ、本当はマズイんだ』とバレてしまいますねぇ(笑)」

そして、つい先日7月7日に名古屋でコンサートを行った神楽坂女声合唱団のお話。聞きに来て下さった方もたくさんいらっしゃったようでした。なんで私がこんな有名人ばかりの合唱団に入れたのか、普段メンバーの皆さんとどんなお話をしているのか?などなど。小高アナにも「いろんなとこに顔出してるね〜」と言われました。

 原元  「入団のきっかけは、合唱団の第1回目の練習日にたまたま団長で料理研究家の小林カツ代さんに取材をさせて頂いたことでね。『楽しそうですね〜』と言ったら、『あら、あなたもやる?』誘って頂いて、その場で申込書を書かされたの。」

小高アナ 「あの土井たか子さんともお話したらしいねえ。」

 原元  「衣装がメンバーのコシノジュンコさんのデザインで、コシノさんがアクセサリーや靴なんかもトータルコーディネートして下さっているんだけど、指定されたマニキュアを共同で購入しようということになって土井さんにも会費をお願いしようとしたら・・・。」

小高アナ 「10円玉と100円玉を間違えられたんだって?」

 原元   「そう!同じく社民党の辻元清美さんと二人分で600円払って下さるつもりだったらしいんだけど、渡されたのが500円玉と10円玉。遠視でいらっしゃるのか天然ボケなのか・・・?さすがの私も言えずにそのまま受け取ったよ(涙)でもね、土井さんに飴玉もらったんだ。」

小高アナ 「?」

 原元   「演説で喉を痛めないようにいつも飴玉を持ち歩いているそうなんだけど、合唱団の時もコシノジュンコ・オーダーメイド衣装の腰にぶら下げていてね、みんなに配ってくれたんだ。ところで、小高ちゃん、よく知ってるねぇ!」

CBC2001.7.20b.jpg (12525 バイト)小高アナ 「うん、今日美紀ちゃんと話するために昨日徹夜でHPの日記読んだから。」

その小高アナからは、「おっぱいの穴は一つじゃない!?」という貴重なお話が!実は第2子を妊娠中(7ヶ月)の小高ちゃん、子供ができて初めて知った事実がコレ。

「おっぱいは、まるでスプリンクラーのように放射状に飛び交う。」

「マジ!?知らなかった」と私も言ったら、生放送中「お前ら、そんなコトも知らなかったんかーっ!」というFAXや電話がたくさん来ました。しかし、そのほとんどが男の人って、どーゆうこと?やあねえ。

番組名物のクイズも「アメリカの性教育人形のネタ」だったし、人生相談コーナーも不倫騒動だし、下ネタありありで通常よりもかなり○○い放送になってしまった・・・。でも始末書はナシ。ほっ。


2001.7.7

神楽坂女声合唱団初の地方公演「七夕 星のチャリティーコンサート」!!

私の第2の故郷名古屋!しかも会場は、愛知県立芸術文化センターっ!!

実は私がアナウンサーとしてデビューしたのが、この芸術劇場のコンサートホールなんです。

劇場がオープンする前日にCBC中部日本放送の生中継の特番で、このコンサートホールを紹介するというのが私の役目でした。中学のブラバン時代のクラリネットを引っ張り出してステージで吹いてみたり、パイプオルガンの紹介をしたり、初仕事ということで、私にとって思い出深いホールなんです。まさかこんな形で再びこのステージに立とうとは想像もしてませんでした。

さて、オペラからパイプオルガンのコンサートホールまで上演される全国でも有数のこの芸術劇場、合唱団結成一年の私達の歌声だけでは・・・、と心配には及びません。

指揮者の松尾葉子先生が常任指揮者をされている愛知セントラル交響楽団をバックに(!)、そして国際コンクールで優勝した実績を持つ名古屋少年少女合唱団とジョイントなんです!頼もしい!!

ホールの座席数1800。しかも完売!初の本格的ホールでのコンサートに気合も入りまくり。2001.7.7a.jpg (21188 バイト)

コシノジュンコさんとリハ中にツーショット。

しかし、私たち以上に会場のお客さまも盛り上がってくれていました。

入場からすさまじいばかりの熱気拍手に迎えられました。

松尾先生 「今回は難病の子供たちのためのチャリティーコンサートということで、懐かしい日本の童謡をお届けしたいと思います。今日の七夕にちなんで『たなばた』の歌から始まりまして、『夏』『秋』『冬』『春』とぐるりと四季をひとめぐりできるような歌を集めてみました。」

1曲目『たなばた』を歌った後、早速小林カツ代団長の登場である!今日も爆笑のスピーチを聞かせてくれるに違いないっ!

カツ代団長 「みなさま、ようこそいらっしゃいました。やはり怖いもの見たさ・・・、というものでしょうか?

え〜、政治家から女優、タレント、漫画家、ファッションデザイナーと、活躍する女性が60名ほど、いちおう各種取り揃えてございます。

年齢も幅広く、20代から・・・、とてもこれ以上詳しいことは申し上げられないのですけど、さまざまなヒトたちがいます。

そして、国籍もいろいろございまして、中国・韓国・アメリカ・日本と4ヶ国もございます。

唄は大変未熟でございますが、人間、成せばなるという基本を、今日はお見せできたらと思います。」

『夏の思い出』『七つの子』と続き、途中オーケストラによる演奏や少年少女の澄んだ歌声でブレイク。あまりの素晴らしさに、一緒にステージに乗っていることが申し訳なくなっちゃう。ま、それはそれ。私達のウリは歌の上手さというよりも、他には出せない「ノリの良さ」だ。

そしていよいよ第1部のクライマックスは、我が合唱団の持ち歌 『新・ドレミの歌』!

カツ代団長 「さて、私たちは普段動物の為のチャリティーを行っているのですが、皆様よくご存知の『ドレミの歌』でこんな替え歌を作ってみました。神楽坂名物『どうぶつの歌』です。それぞれソロの担当はこちらのメンバーです。」

  「♪ドは動物のド」・・・・・・・・・・・・・・・・原元美紀(アナウンサー)

  「♪レはレスキュー犬のレ」・・・・・・コシノジュンコ(ファッションデザイナー)

  「♪ミは三毛猫のミ」・・・・・・・・・・・・・里中満智子(漫画家)

  「♪ファはファロー鹿」・・・・・・・・・・・ジョン・キョンファ(モランボン料理学校理事)

  「♪ソはソマリライオンのソ」・・・・・石島マリ子(ケータリングの「マダム石島」代表)

  「♪ラはラッコのラ」・・・・・・・・・・・・・・・石坂 啓(漫画家)

  「♪シはシマウマよ〜」・・・・・・・・・・・大下容子(テレビ朝日アナウンサー)

そう、実は私、今回のソロ・メンバーに選んで頂きました。偶然にも名古屋公演で歌えるなんて、感慨もひとしおでした。ノリノリで歌ったせいか、ソロの列から自分の席に戻る時に場所を間違えてしまいました。すげえみっともない(!)

さて、第2部は『小さい秋見つけた』に始まり、『花』(「♪はーるのーうらーらーのぉ」ってヤツ)。いよいよこのお二方の登場である!

倍賞千恵子さん山田邦子さんのソロ!!

倍賞さんの歌声は本当にやわらかくそれでいて凛としていて、リハで初めて聴いたオーケストラの団員さんたちが思わず振り替えるほどでした。

一方、山田邦子さんはこれまた驚くほどかわいらしいソプラノ!!ギャグもなく、本当に一生懸命歌っているという感じがお客様にも意外だったようで、大拍手をもらっていました。

邦子さんは今回から参加されたのですが、やはりその存在感はタダモノではありません。もう私達にとってもなくてはならないキャラクターの誕生です。

そして、ラストの曲は『ふるさと』

「♪うーさーぎーおーいしー」で始まるこの曲ですが、私は途中から歌えなくなってしまいました。

3番の「♪志を果たして いつの日にか帰らん 山は青きふるさと 水は清きふるさと」という歌詞に胸が熱くなってしまったのです。ああ、ここは私にとって第2のふるさとなんだ・・・、と思ったら、涙が出てきそうになってこらえるのに必死でした。

たくさんの拍手を受け、アンコールはこれまた神楽坂名物『踊り明かそう』ならぬ、『歌い明かそう』!

「♪夜明けまでも歌いたいの あなたとなら」と歌詞を替え、残るパワーの全てを出して歌い踊る、私達のお客様への感謝の曲なのです。

いつまでも鳴り止まぬ拍手に、本当に団員一同感謝の気持ちで一杯でした。

本当の最後のアンコール曲は、愛知セントラル交響楽団と名古屋少年少女合唱団との共演で『星に願いを』壮大なオーケストラ・バージョンにアレンジされたこの曲で、お客様にも素敵な七夕の夜を過ごしていただけたらという願いを込めて歌いました。

初めての地方公演大成功!舞台裏にて。

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