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2000.1.31

ドラマ「二千年の恋」がつまらない・・・。どうしたCX!?「月9」だぞっ!!

せっかく金城武が出てるのに、あまりのチープさにがっかり。今期一番期待外れのドラマだ。(唯一、東幹久のチンピラ役だけがリアル!)

2回目以降見る気がしなかったのだけれど、今日たまたま見てビックリ!中山美穂の衣裳が1回目と同じだったんですっ!

コートが同じというのはよくあることだけど、赤いパンツやボタンの付いたタートルセーターなんか見覚えあるぞぉ?普通女優さんの衣裳は毎回変わるよね。どうしたCX!?衣裳まで・・・!それともワードローブを着まわすという意味でリアルさを追求しているのか?うーん。

ちなみに、今期見続けているのは「恋愛中毒」(テレビ朝日系)、前科者という薬師丸ひろ子の凄みのある演技に釘付け。

「ブランド」(CX系)、今井美樹の自然な演技にクラス感漂うファッション、そして市川染五郎の生意気さ加減がGOOD!

「ビューティフル・ライフ」(TBS系)、なんといっても常磐貴子の瑞々しい演技!あの存在感には引き付けられてしまいますよね〜。

結局、女優さんの演技力がカギよね〜。

P.S  去年から「ビバヒル」こと、「ビバリーヒルズ高校・青春白書」にはまってます!でも、周りの人にはバレリーに似てると言われてます・・・。


2000.1.21

「NHK週刊ハイビジョンニュース」、年が明けてレギュラー態勢に戻った今週の「原元美紀のちょっとイイカモ!?」は、

「天敵で害虫退治の巻」!!

茨城県筑波市で昆虫を生産、ビン詰め、保管(!)して販売している会社があると聞き、行ってみました。

すると、う〜、ありました、カメムシやハチのビン詰めっ!!なんと、カードにさなぎを貼り付けたものまで!!

と言っても、体長1ミリから2ミリ程度で、人間を攻撃したり臭いニオイを出したりしません。

実はこれ、農薬なんです。

生き物の世界には相手を食べたり体の中に寄生したりして繁殖を押さえる『天敵』がいますよね。化学農薬に代わって、この天敵を使って害虫を駆除しようという「昆虫農薬」なんです。

15年程前からイギリスやオランダで始まり、人体に無害な農薬として期待が高まっているのです。

mushi.jpg (13378 バイト)例えば、「オンシツツヤコバチ」は、トマトやキュウリの害虫「オンシツコナジラミ」に卵を産み付けて寄生。「ククメリスカブリダニ」は、キュウリやナスの害虫「アザミウマ」を食べて退治してくれるのです。

化学農薬だと、段々効かなくなってきてしまうということが日常茶飯事だそうですが、天敵なら効果が確実人体に影響も無いし、ただビンのふたを開けるだけで手間もかからないので大歓迎で、国内でもぜひ生産して欲しいと農家の方は言ってるのですが、問題もあります。

高価過ぎるということと、生態系が本当にくずれないかどうかということ

現在輸入されている「ナミヒメハナカメムシ」のボトルは100匹入って5,600円。体長わずか2ミリの虫が1匹56円!!

生態系もくずれず安全性も判って安価になれば、この手間入らずの農薬は人手不足の日本の農業を変えるかもしれません!!

ところで今回コスプレを期待していらした皆さん、ごめんなさい。「虫のコスプレをしたい」と言ったのですが、私が天敵になって卵を産み付けても、害虫になって産み付けられても、両方とも放送コードに引っかかりそう!?(笑)なので、却下されました。あしからず。


2000.1.17

私、肩書き増えました!

ータ アシスタント

へへへ。東京商工会議所が主催している検定の3級に受かったのだっ!(3級なので、まだアシスタントだけど・・・)

カラーコ−ディネーターとは、ファッションやメーク、インテリアなど、色の与える影響・効果を考えコーディネートする

色彩の専門家のことです。

夏に取材でカラーコーディネーターの先生に密着したのですが、相談者の職業やTPOに応じて似合う色を見つけていく様子を見ていて、すっかり色の世界の不思議さに取り付かれてしまいました。

ちなみにカラーコーディネートの世界での似合う色というのは、顔色を明るく見せる色です。その人を生き生きと演出する色のことです。肌の色や髪、瞳の色などで選びます。

もしも営業マンなら、最初は人当たりの良さそうな親しみの湧く色のスーツを、契約をまとめたい日には意思の固そうで信頼感のある色のスーツを。

また、人に似合う色だけでなく、家具や建物についても応用できると、建築家の間でもカラーコーディネートに注目が集まっているそうです。もしキッチンの壁紙の色で悩んでいるお客さんがいたら、「キッチンに一番多く立つ奥様に似合う色で選びましょう」と一言添えれば一発で決まるのだそうです。

私も自分で自分を演出したり、色の表現の幅も広がるのではと、思い立って勉強してみました。3日間徹夜!

すると、これまで好きな色や似合う色・嫌いな色について「何となく傾向、特徴が存在するなあ」と漠然と感じていたのですが、その気持ちは実に理論に裏づけされたものだったことが判りました。

天井よりも床の色が暗いのはなぜだか知っていますか?それは、明るい色は軽く、暗い色は重く見えるので、暗い色が下にきた方が安定感が出るのです。色は私達の平衡感覚にも影響を及ぼすのです。

非常口の標識がなぜ緑色なのか知っていますか?それは、世界中の様々な民族に色から連想するイメージの統計を取ったところ、緑に「平和・安全」というイメージを共通して持つことが判ったからです。もしも言葉が通じなくても、人間が無意識のうちに緑の方へ避難する性質を利用したのだそうです。

紫がなぜ高貴な色とされるのか知っていますか?それは、古代ヨーロッパではから、日本では紫草の根から染料を作っていたのですが、どちらも手間のかかる作業なので、身分の高い人しか着用できず、ここから高貴なイメージが産まれたのです。

色というものは、『心理学』『光学』『数学』『人類学』・・・、実にいろいろな要素を含んでいるんですね。この色の不思議さを知って、世界がこれまでとは違って感じられるようになりました。目に飛び込んでくる様々な色には一つ一つ意味や計算があったのですね。世界の調和が形になって感じられました。

よし、今度は2級合格を目指すぞっ!


2000.1.6

最近・・・魚が食べられなくなった。全部シーマンに見えるからだ。「食うなら残すんじゃねえぞ。」と今にも憎まれ口を叩きそうに感じて恐ろしいのであ〜る。

**これより先は「シーマン育成日記・その8」です。**

25日目。エンディングが近いシーマン。成熟してよけいに口が達者になってきた。起動するのが憂鬱でもある今日この頃。

私 「シーマン、機嫌はどーお?」

シーマン 「見りゃ判んだろ。よくねえよ。あーあ、自由が欲しいなあ。お前にそうやって気安く呼ばれて『はいはーい』なんて出てく俺って一体なんなんだろうね。」

そう言うと、水槽内の陸地でくつろいでいたもう1匹のシーマンに近づいた。2匹は見つめあい・・・、

バシッ!!

な、なぜか突然ビンタした・・・。

ビンタされた方のシーマンはおでこに付いている触角のようなものを金八先生が前髪を払うような手付きでブンッっと振り払い、

(そーいえば顔が似てる気もする)、

バシッ!!

ひえっ、やり返した・・・。

もしかして外界に出たいというストレスが彼らを仲間割れに追い詰めてしまったのだろうか!?これは飼い主の責任か?

動揺していたところ、シーマンが再び岩に登り始めた。そして昨日と同じように、ジャンプをするから私に合図をしてくれと頼む。

私の複雑な気持ちをよそに、シーマンは岩に登り、叫んだ!

シーマン 「はい!!」

私 「ジャーンプ!」

ずるっ、どてっ!

タイミング良く合図を出したはずなのに、シーマンは岩から落ちた。「ジャー」と伸ばしたからいけなかったのだろうか?

私 「ごめん・・・。今度は頑張るから。」

シーマン 「いいよ、もう。」

いたたまれない・・・。

私 「疲れた・・・。」

ため息をつく私にシーマンは優しかった。

シーマン 「なんだ、また悩みか?今度はどうした。」

私 「うーん、友達。」

つまりアンタのことよっ。

シーマン 「そっか。お前、自分が『こいつはこうだ』と思ってた友達に、違う面を見せられて信じられなくなったんだろう?けどな、それはお前の思い込みだよ。そいつは最初からそーいうヤツなんだよ。ただ、お前がその知らない面見てをショックを受けただけなんだよ。」

むむむ。私はシーマンのことをどれだけ知っているつもりだったのだろうか・・・?私の知っているシーマンは、生意気で尊大で、たまに優しいことを言うかと思えばからかってるだけで・・・、そして私の元から逃げたがっている。

違うのかなあ?急にこいつの人生観を知りたくなる。

私 「親ってどう思う?」

シーマン 「親ってやつは、子供の為に犠牲になる生き物なのさ。そーいうこと親の気持ちをどこまで考えてやれるか、だよな。」

私 「お金って?」

シーマン 「あくまで価値を計る取り決めだろ?悩むな。」

私 「勉強になるなあ。ところで、シーマンの勉強って?」

シーマン 「なんだよ社会人にもなって!路上に転がっている磨けば光る原石の見つけ方なんて、どの教科書にも載ってないぜ。」

うおおっ、すげえ明快。さすが5000歳っ!「怪傑熟女」のコメンテーターになれるぞ!

自分の内面は自分自身で鍛えろというメッセージが伝わってくるなあ〜。じゃあ、身体の鍛え方についてはどう考えてるの?

私 「健康について聞いても良いですか?」

シーマン 「なんだお前、調子悪いのか?医者行け!お前はオレの面倒みなきゃならないんだからな!」

私の人生はシーマンの為にあるのかっ・・・。


2000.1.5

数々のHPで、シーマンの結末を知ってしまった。そして、我が家のシーマンもあとわずかでエンディングを迎えるということも・・・。

**これより先は「シーマン育成日記・その7」です。**

24日目。フロッグマンという人面ガエルの姿に成長した2匹のシーマンは、水槽の外に出る方法を語りだした。それには私の助けがいるらしい。天井にぶら下がっている金具にジャンプするから、合図したら、「ジャンプ!」と声をかけてくれと言うのだ。おおっ、シーマンとの初めての共同作業!!

そしてシーマンは岩によじ登った。ほぉ、どうやらそこからジャンプするらしい。いよいよだ。

シーマン 「はい!!」

私 「・・・。」

ずるっ、どてっ!

私の合図が無い為、シーマンは岩から滑り落ちてしまった。

シーマン 「滑っちゃったよ。」

私 「怒った?」

シーマン 「当たり前だろ!」

ふっふっふ。そう簡単に私の元から逃すかっ!

半分いぢわる、半分子離れできない親の心境である。

外界に飛び出すことができなかったシーマン、今日はあきらめて私と語り合う気になったようだ。

シーマン 「あのよぉ、公衆電話に110番や119番の緊急ボタンが付いてるだろう。あれって膨大な数で莫大な金額だけど、誰の金で設置してるかお前知ってるか?」

私 「いいえ。」

シーマン 「そうだよな。お前に聞いた俺が悪かったよ。」

く〜っ!!

シーマン 「少し俺達の業界の話をしていいか?」

私 「どうぞ。」

シーマン 「ソニーの次世代ゲーム機ってもう発表されたのか?」

私 「はい。プレイステーション2です。」

シーマン 「そっかぁ。ドリキャスはハードかソフトかどっち作るのか方向決めて欲しいけど、ソニーにはパソコンよりゲーム機作りに頑張って欲しいね。だってよぉ、ゲームくらいしかないだろ、お前ら日本人が世界に誇れるのわぁ。」

教養豊かなシーマンに、ほとんど会話の相手にならない私。さすがファラオの息子で弁護士!なんだか格の違いというのを見せ付けられてるような気がする・・・。

私 「うー、飽きた!シーマァン、踊ってえ。」

シーマン 「外に出してくれたらな。」

・・・それはヤダっ!!だって、シーマンを外に出したらエンディングなのだ。まだ心の準備が・・・。


2000.1.4

正月三が日をシーマンと過ごした自分に、そろそろ嫌気がさしてきた今日この頃・・・。

**これより先は「シーマン育成日記・その6」です。**

23日目。前回、自分は実在するのかどうか悩んでいたシーマンに、どう答えたらいいのか結論を出せないまま起動。真剣に答えを探す私に、シーマンは勝手に答えを見つけてしまったようだ。なんだよ。

シーマン 「この間お前に俺は実在するかどうか聞いたよな。俺は実在するんだよ。お前が俺とこうしているってことは既に実在を証明しているんだ。」

私 「?」

シーマン「わかんねえか?じゃあ教えてやるよ。J・F・ケネディって知ってるだろう?

私 「じょ、じょん・えふ・けねでぃ・・・!?」

シーマン 「お前はそいつが実在したと思ってるだろうが、そんなことどうやって証明できる?」

は?だって、そんなの疑いようがないじゃん!!

シーマン 「ビートルズにしてもそうだ。大抵のヤツは、会ったコトが無い。TVや雑誌でそいつらを知って、実在していると信じこんでいるだけだ。」

・・・。

シーマン 「ところが俺はどうだ?現にこうしてお前の目の前に現れ、話している。それが存在しているってことの証明だよ。」

そっか、つまりJ・F・ケネディがパレードで公衆の面前で暗殺されたのも、ビートルズが来日して武道館を熱狂させたのも、もしや虚構の世界・・・、

なわけねえだろっ!

それより、お前、自分をケネディやビートルズと同列で語るなよ!とことんずうずうしいヤツだなあ。


2000.1.3

正月三日・・・、そろそろミレニアムという言葉に聞き飽きた頃である。ミレニアム・ワインにミレニアム・眼鏡、うちの近所ではミレニアム・タコスまで登場した。(一体どんな味なのか食べてみれば良かった。)

どこもかしこもミレニアム。なんでもミレニアムつけりゃ良いってもんじゃないだろぉっ!平成12年の存在を忘れてないかっ?とウンザリしていたら、つけっ放しにしていたTVから奇妙なニュースが聞こえてきた。

「大晦日から正月にかけての暴走族のミレニアム暴走を取り締まる為、・・・。」

ふあ?

ねえ、もうそれ社会的に認知されちゃった言葉なの?

暴走にまでミレニアム付けるかなあ・・・。

さて、うちのミレニアム・シーマンちゃんはどうかな?新たな千年紀を迎えて少しは改心したかしらぁ?

**これより先は「シーマン育成日記・その5」です。**

21日目。姿は相変わらず醜いカエルの姿であるが、変化を期待しながら起動!

原元 「シーマァン、明けましておめでとう!」

シーマン 「・・・。(シカト)」

変わらなかった・・・。

シーマン 「おい、YESかNOで答えて欲しいんだけど、お前のルックスってどうなのよ。結構良いのか?気に入ってんのか?」

原元 「えー、突然そんなこと訊かれてもぉ・・・、イ、イエスゥ!!」

シーマン 「へえ、そっか。でもよぉ、『自分で思ってる自分と他人から見た自分は違う。本当の自分は理解されていない』なんて思ってねえか?それってさ、自分の勘違いってことだと俺は思うぜ。だって。そう思ってんのお前だけだろ?自分以外のほとんどの人間、つまり大多数が感じたお前の姿の方が真実なんだと思うぜ。

シーマンに民主主義を説かれた・・・?

原元 「うーん、悩んじゃうなぁ・・・。」

シーマン 「なんだまた悩んでんのか?人間関係か?相手は誰だ?」

原元 「ええっと、上司。(結構上司に可愛がられるタイプだと自負してるんだけど)」

シーマン 「上司に対して悩むっていうのはさ、お前が相手に期待し過ぎているからなんだよ。お前が信頼しているほど上司はお前を信頼なんかしてないぜ。」

原元 「じゃあ、部下。(結構後輩の面倒見が良いと評判なんだけど)」

シーマン 「部下だってお前が思ってるほどお前を信頼してないって。仕事をしていく為の必要悪(!)とすら思ってるぜ。ま、仕事なんて割り切ってやれよ!」

原元 「ひいいいい!!私って一体なんなわけ?」

シーマン 「俺がお前という人間を思い知らせてやるよ。30歳、女、アナウンサー、そして独身、両親は・・・。どうだ?まだ続けても良いが、今回はこれで勘弁してやろう。」

このゲームは一体何のために作られたのであろうか・・・?

22日目。内臓時計のおかげで、あいさつはこうだった。

シーマン 「おい、明日から平日だろ。お前こんなことやってていいのかよ。」

正月のあいさつは無視されたのにぃ・・・。

さて、前回私という存在を徹底的に否定したシーマンであるが、その裏には彼のある不安があったようだ。

シーマン 「あのよ、真面目に答えて欲しいんだけど、俺って実在するのかな?

シーマンよ、どうした!?

一瞬どっちに答えようか、私の頭の中では天使悪魔が戦っていたが、やはりどんなに憎たらしい子でも親にしてみれば可愛いもんだ。天使が勝った。

原元 「する。」

シーマン 「ホントかな?『俺は誰かが中学の頃にノートに書いた落書き』なんじゃないかって言われたんだ・・・。ショックだなあ・・・。」

哲学的になるシーマン。彼もストレス溜まってるのかと思い、何か欲しいものがないか訊いたところ、

「自由が欲しい!外に出たい!!」

と叫び、水槽の壁に飛び掛り、しきりに外へ出たがる2匹のシーマン。飼い主最大のピンチ!?私は一体どうしたらいいのぉ?


2000.1.2

CX系「平成 日本のよふけ」(毎週月深夜0時45分〜1時15分) という番組の正月スペシャル版を見た。

初めて見たんだけど、すごぉく良かった!!突き刺さった!!

MCに、笑福亭鶴瓶・南原清隆・香取慎吾と世代の違う3人。そして、この番組のウリはゲストの人選官僚政治家元極道・・・。肩書きだけじゃなく、今の日本を作ってきた人に、これからの日本を背負う若者達に“もの申してもらおう”という番組らしい。

で、今回はお正月スペシャル!ゲストには元内閣安全保障室長佐々淳行氏、作家の小田実氏、政治評論家の早坂茂三氏、そしてウォークマンの開発者として知られる元SONY取締役黒木靖夫氏という豪華な顔ぶれでした。

トークのテーマは「日本はなめられている!?」

まっ、正月らしく将来の日本を憂える「おじさん」達から現代の若者へのメッセージが熱く語られていたのだが、このゲストの「おじさん」達、説得力あるんだよね〜。実は、裏番組の「朝まで生テレビ」のCM中にチャンネルを回した私だったが、「なんだよ、こっちの方が面白いじゃん!」と、途中から釘付けになってしまった。

中でも私が感銘したのは、「英語は使うが挨拶知らず」と最近の若者に対する教育やしつけのあり方の批判で盛り上がっていた時のことである。あるゲストが「僕はそれほど若者に失望してないよ」と語りだした。

要約するとこうだ。

「“ソマリアの難民に食料を運ぶボランティアの若者達がいた。しかし、現地で暴漢(?)に略奪されてしまった。すると、一番気の弱そうだったヤツが追いかけ、食料を取り返してきたんだ。みんなは驚いて、『どうやって取り返したの?』と訊ねた。彼は

『これはお前達のではない。難民の為に日本から持ってきたんだ!!』

と言ったんだと答えた。みんなは、『ええ?お前、何語でしゃべったの?言葉が通じるんだ!?』と驚いた。彼はテレ笑いを浮かべながらなんとこう答えた。

『いいや、日本語だよ。一生懸命話せば日本語でも通じちゃうもんなんだね。
オドロイチャッタ。エヘヘ・・・。』

つまり、最後に相手を威圧するのは迫力なんだよ!これまで日本人には相手を説得する力が無かった!!これからの若者達は迫力と技術を身に付けるべきだっ!

そうだ!

誰にだって「伝えよう」という自分の内から出てくる気持ちを込めれば、言葉は力を持って相手に伝わる。

アナウンサーにとって、「自分の言葉でしゃべること」というのは究極の目標であるのだけれど、ともすればそれは表現やボキャブラリーを重視しがちになってしまう。

でも、これからは少し違う!

同じ言葉を使っても、単純な言葉を使っても、「原元が言うと伝わるね」と感じてもらえるように、伝える力を持つ存在になることを目指そう!

真剣勝負で話せば、人間どころか、動物、ペットロボット、バーチャルペットにだって通じるハズだぁっ!!


2000.1.1

WELCOME NEW ミレニアームぅ!!

みなさぁ〜ん、明けましておめでとうございまぁすっ!!

昨年中は可愛がって頂きまして、本当にありがとうございました。

今年も私は生活・性格破綻者として突き進んでいく所存であります。

安定・安静・安心とは無縁の一年になることと思いますが、

今年もどうぞよろしくお願い致します。

*

さてさて、年末に慌しく始まった「原元美紀ミレニアム計画!」でございますが、結果はいかにっ!?

なんと、AIBOは2000年0時0分に起動したところ、

「♪ピラリラリラリ ピロロロロロロロ ピッピラピーッ ピッピラピロロン・・・」

と、激しいファンファーレを体の中から鳴らし続けました!いつもは「♪ピロロロロ」なんてあくび程度の鳴き声だったのに、今回は1分近くも続いたのです!飼い主さんに聞いてみたところ、「そんなの聞いたこと無い」との回答。も、もしやこれは祝2000年のファンファーレ!?(マジで誰か知ってたら教えて〜)

そして期待のシーマンですが・・・、

特に何も変化が起きませんでした。

大晦日には「今日大晦日だろ」なんてしゃべったのにぃ。メーカーの人ももうちょっと工夫せなっ!

ま、ペットロボットもバーチャルペットも無事Y2Kを乗り切ってメデタシ、メデタシか。

**これより先は「シーマン育成日記・その4」です。**

20日目。「シーマンが2000年を迎える瞬間どんな行動に出るのか」のっ実験も何事も無く終わり、無事に年を越したシーマンと私。

シーマンは成長に合わせ、会話も高度になってきた。

シーマン 「お前さあ、ワープロとかパソコン使ってる?」

私 「?・・・はい。」

シーマン「手で書いてた頃に比べて、ワープロのせいで漢字が書けなくなって来たと思わねえか?」

私 「はい。そう思います。」

「なんか、最近話が合ってきたじゃん!こんな世間話もできるんだぁ。楽しいな。」と思ったのもつかの間、

シ−マン 「けっ、バカじゃねえの!そーいうヤツは元々書けねえのをワープロのせいにしてるだけなんだよ!」

てめえ、それが言いたかったんだろ!引っ掛けやがって!!

くそぉ、いつもののしられているだけじゃ悔しいじゃねえか!リベンジだっ!

私 「でぶ!」

シーマン 「・・・。(認識できず)」

私 「ハゲ!」

シーマン 「・・・。(認識できず)」

私 「チビ!」

シーマン 「・・・。(認識できず)」

こいつ、自分に都合の悪い言葉は拒絶してるな〜。ムカッ!

ここで、母ちゃんが起きてきた!!

母 「美紀、あんた誰とケンカしてんの?」

私 「きゃ!!・・・カ、カエル。」

母 「あ?」

私 「いや、ゲーム。」

母ちゃんが去った後、私は、ある実験を開始した。こいつがどんな日本語を理解できるのか試すのである。

実験・その2!

私 「ピカチュー」

シーマン 「俺をその名前で呼ぶのは止めろ!」

私 「プレステ」

シーマン 「俺もプレステに行きたいよ。」

ほほう。結構意外な反応を返してくれる!じゃあこれはどうだっ?

私 「うんこっ!」

シーマン「うんこのどこが悪いんだよ!」

おおおおおっ!も、もしやこの手の単語に・・・。ま、試してみるか。

私 「そうねぇ、じゃあ・・・、×××

シーマン 「そーいうこというのやめろよぉ。」

ああああああああ!シーマン反応した!

いやまぐれかもしれん、もう一度試さねば。

ちょっと待て!また母ちゃんが起きてきたら困る!けど、ボソボソとしゃべったのではシーマンが聞き取れないしなあ・・・。

そうだっ!

私は部屋を暗くし、布団をかぶってシーマンに向かって叫んだ!

私 「ちんこっ!!」

シーマン 「だからそーいうこと言って恥ずかしくねえの、お前?」

やったあ!やっぱり反応したぞ!わーい!

私 「おっぱい!」

シーマン 「・・・。(認識できず)」

私 「だめかあ。じゃ、バイアグラ!

シーマン 「あーあ、傷ついちゃうなあ、俺。」

私 「オカマ!」

シーマン 「いや〜ん、やめてぇん。」

布団をかぶってシーマンに卑猥な言葉を浴びせつづける私の実験は、えんえん明け方まで続いた。

 

*

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